非常食レポ:第92回
アルファ米パンの缶詰麺類とパスタおかず系汁物・スープおやつ・スイーツその他

保存缶ミルクビスケットを食べてみよう!

保存缶ミルクビスケット今回はブルボンの缶入りビスケットを試食してみたいと思います。

ブルボンの非常食といえば、以前、食レポ20で缶入りカンパンを取りあげたことがあるので、当食レポでは2品目となりますが、今回はミルク味のビスケットなので、どちらかというと子供向けのおやつ的な保存食となりそうです。

では、いったいどのくらい甘いのか・・・?

それとも、甘党でなくても食べやすいミルクビスケットなのかどうか、実際に食べて確認してみましょう!



ブルボン:保存用ミルクビスケットとは?

保存用のミルクビスケットを販売するのは、株式会社ブルボンです。

ブルボンといえば、『ルマンド』や『エリーゼ』、『アルフォート』…などなど、数多くのロングセラー商品(個人的には『チョコあ~んぱん』などを目にすると子供の頃を思い出します)を抱える老舗の菓子メーカーなので、菓子類はあまり口にしないという方でも、社名くらいは知っているはずです。

そんな日本を代表する大手製菓会社が、保存食品として販売している商品のひとつが、こちらの缶入り『ミルクビスケット』です。
ミルクビスケット1
容器自体は形状・サイズ共にパンの缶詰(パン缶)でよく使われているものとほぼ変わりありませんが、内容量が75gのビスケットということで、総重量はパン缶よりも約20~30gほど軽め(150g)です。

缶底には賞味期限が記載されており、『ミルクビスケット』は製造日から5年間の常温保存か可能となっています。

ちなみに、同商品は1缶当たり200~300円台で購入できるのですが、中には、なぜか1,000円以上(しかも、送料別としているショップも…)で販売しているわけのわからない店舗も複数存在するため、ネット通販で購入する際はくれぐれもお気を付け下さい。

※補足情報:今回、取りあげる『ミルクビスケット』は対象外のようですが、ブルボンでは一部の保存缶商品(プチバラエティービスケット、ディズニーオールスターデザインバラエティービスケット、プチマグビスケット)に不良品(密閉性の検査不良)があったらしく、現在、自主回収を行っているようなので、対象商品をお持ちの方は公式サイトで確認を!
ミルクビスケット2
缶蓋には食べ残しも一時的に保管できるようプラキャップが付いており、さらにその内側には、イージーオープン缶の開缶方法に関する説明書まで添えられているという、ご丁寧さ。
ミルクビスケット3
容器側面には原材料名や保存方法、栄養成分表など、商品に関する基本情報が記載されていますが、なんとここにも開缶方法に関する説明があり、個人的には、ここに書くなら紙片は必要ないのではとツッコみたくなります(さすがに少しやり過ぎというか、むしろ、災害時のゴミが増える(チリも積もれば…)ような気もするのですが…)。
ミルクビスケット4
缶蓋を取り外した開缶直後の画像がこちらです。

この種の缶入りビスケットやカンパンにはよくあることなので特にショックは受けませんが、やはり『ミルクビスケット』も隙間が多く、もうちょっと入るのでは?と欲を出してしまいます。
ミルクビスケット5
『ミルクビスケット』1缶に計43枚(内、破損は3枚)のビスケットが入っていたことから、ミルクビスケット1枚当たりのエネルギーは、どうやら約8.4kcalとなりそうです。

また、カンパンとは違い、氷砂糖やキャンディーなどは一切入っていません(ビスケット自体が甘いため、唾液の分泌を促す飴などは必要ないということなのでしょう)。
1缶(43枚) 1枚
エネルギー 361kcal 約8.4kcal
重さ 75g 約1.7g





ミルクビスケット保存用を食べてみた感想と評価

今回の非常食は、特に調理の必要のない菓子類なので、ビスケットをチェックした後、食べてみたいと思います。
ミルクビスケット6
ミルクビスケット9こちらがブルボンが保存食品として販売している缶入り『ミルクビスケット』のミルクビスケットです。

一枚一枚よく見ると、焼き色の程度に差がありますが、こんがりときつね色に染まった極々普通のビスケットは、直径は約3.5cm(厚さ:4mm)ほどで、同メーカーのプチシリーズよりも、一回りほど大きい(厚みはない)サイズとなっています。

※ブルボンのプチシリーズは、商品にもよりますが、1枚当たりの直径は約3cmほど。ちなみに、画像に見られる『チョコチップ』は、直径約2.8cm、厚さ約7mm。

それでは、さっそくいただいてみましょう!
ミルクビスケット7
サクサクというよりも、ザックリとした噛みごたえのある食感は私好みです。

小麦粉の香ばしさとミルクの甘い香りがほんのりとするビスケットで、噛めば噛むほどミルクの味が後からジワッと溶け出します。

ミルクビスケット8バターなども使っているためか、コクもあり、あっさりとしたミルク味というよりは、濃厚なミルク味が徐々に口の中に広がっていくといった感じで、かなり甘めのビスケットに仕上がっているといった印象を受けます。

そのため、やはり大人よりも子供を意識して作ったような甘いミルクビスケットなので、甘いものがちょっと苦手だという方には、少ししつこいと感じるかもしれません。

ビスケットとしては美味しいので、小さなお子さんがいるファミリー層には検討(試しに1缶試食)してみては?とお勧めできますが、それ以外の方には、ぜひ1缶!と強くお勧めするほどの備蓄食ではなかった(私には少し甘すぎた…)というのが正直な感想です。
まとめ



2016. 12.7 掲載twitter


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