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食レポ149|安心米シリーズ:ひじきご飯編

安心米:ひじきご飯を食べてみよう!entrance

今回、試食する非常食はアルファー食品株式会社のアルファ米です。

同社が製造販売している安心米シリーズは、尾西食品やサタケに次ぐ豊富なラインナップで、中には他メーカーにはない珍しいメニューも商品化しています。

そのため、アルファ米を備蓄食として定期的に購入し保管しているような方は、公式サイトなどで一度チェックしてみることをおススメしますが、今回はひじきご飯≠チョイスしてみました。

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ひじきといえば、和食に欠かせない食材のひとつなので、洋風よりも素朴な和風メニューに心惹かれるという方は少し参考にしてみてください。


アルファー食品:安心米(ひじきご飯)とは?

当食レポで安心米シリーズを取りあげるのは、今回で7品目(過去記事はアルファ米リストからどうぞ)になりますが、尾西食品やサタケのアルファ米シリーズに『ひじきご飯』はありません(ただし、杉田エースの「IZAMESHI」シリーズにはある)。

そういう意味では、比較的、珍しいメニューと言えるかもしれませんが、素朴な味のメニューなので、万人受けするとは思えず、いったいどれだけ需要があるかは不明です。

とはいえ、これまで食してきた私の経験から言わせてもらうと、アルファ米はどちらかというと洋風よりも和風の味付けの方が食べやすいメニューが多かったため、今回のひじきご飯も期待したいところです。

というわけで、さっそくパッケージチェックから・・・

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パッケージサイズは基本的に尾西食品やサタケのアルファ米商品とほぼ同サイズで、袋がそのまま器として利用できる底広のスタンドパック式を採用しています。

ちなみに、安心米シリーズは他メーカーのアルファ米商品に比べると袋内の空気が極限まで抜かれており、厚みが薄い(約2cm)というのも特徴のひとつといえるでしょう(それだけ保管スペースも少なくて済む)。

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パッケージ裏面には、作り方や原材料名、内容量、保存方法、栄養成分表、アレルギー物質、賞味期限(5年)など、商品に関する基本情報が記載されています。

なお、安心米シリーズの『ひじきご飯』は、特定原材料等(27品目)不使用のアレルゲンフリー食品なので、食物アレルギーのある方も食べられるアルファ米となっています。

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パッケージを切り口に沿って開封すると、中にはお馴染みのプラスティック製スプーンと脱酸素剤の2点が入っています(脱酸素剤は埋もれて隠れてしまっている場合もあるので、取り出し忘れに要注意!)。

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調味粉末などの小袋は入っておらず、どうやら乾燥具材に直接味付けがしてあるようですが、気になる具材はメインのひじきに加え、しいたけ、コーン、人参の4種類となります。

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基本的にアルファ米は、メーカー問わず熱湯≠ニ水≠フどちらでも調理可能ですが、水は熱湯の4倍(60分)の調理時間を必要とするため、空腹時に水しか手に入らないような環境下では少し厳しい非常食となりそうです(ちなみに、水で調理したアルファ米の感想は【食レポ82】を参考に)。

さて、今回も熱湯で調理していますが、袋の内側に引かれた注水線(170ml)まで熱湯を注ぎ、付属のスプーンでしっかり掻き混ぜ、チャックを閉じれば、後は完成を待つだけです。

※調理ポイント:ご飯の硬さや味ムラに影響するため、注水前に袋の底をしっかり広げ、注水後はよく掻き混ぜることが大事!

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熱湯を注水後、15分経過したら、再びチャックを開け、付属のスプーンでざっくりとご飯をほぐせば、ひじきご飯の完成です!

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安心米:ひじきご飯を食べてみた感想と評価

スタンドパック式のパッケージなので、袋をそのまま手に持ちながら、直接、食べることができますが、中身をチェックするため、今回も、あえて器に移し替えてみました。

調理前(before)と調理後(after)の比較画像がこちらになります。

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調理後のひじきご飯は270g(茶碗:約2杯分)に増えるため、中々ボリュームがあり、成人男性や食べ盛りの学生にはちょうど良くても、小さいお子さんや女性、高齢者にはむしろ量が多すぎると感じるかもしれません。

さらに、調理後のひじきご飯を近距離で撮影した拡大画像がこちらになります。

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パック飯と比べてしまうと、どうしても米粒の欠けや崩れが目立ちますが、パッと見は、具材とご飯とのバランスが良さげなひじきご飯(ただ、粉末状のひじきは目立つ…)といった印象を受けます。

では、肝心の味はどうなのか・・・

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塩気の物足りなさを感じる薄味ですが、一応、オカズなしでも食べられる程度の味付けではあります。

また、ひじきの臭みなどもなく(磯の香りもないが…)、クセのないあっさりとしたひじきご飯に仕上がっていますが、どうもスイートコーンの甘みが邪魔で、個人的にはコーンよりも油揚げなどを入れてほしかったというのが正直な感想です。

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ただ、見た目の彩りはよく、コーンの甘みもしっかり感じられるため、小さなお子さんでも食べやすいひじきご飯ではあるかもしれません。

以上、安心米シリーズの『ひじきご飯』を実際に食べてみましたが、薄味という点を除くと、安心米のひじきご飯は甘みのあるスイートコーンを受け入れられるかどうかで好みが分かれそうな気がします。

そのため、スイートコーン入りのひじきご飯は抵抗があるという方は、コーンではなく、レンコンやゴボウが入っている「IZAMESHI(イザメシ)」シリーズ『ひじきご飯』を検討してみてはいかがでしょうか。
まとめ

チェック成人男性でも満腹感が得られるボリューム(茶碗2杯分)!

チェック薄味で塩気が物足りない!

チェックひじきの臭みなどはないが、磯の香りもしない…

チェック甘めのスイートコーンを受け入れられるかどうかで味の評価は分かれそう…