Twitterでも報告(9月5日)したように、前々から気になっていた杉田エースのIZAMESHI(イザメシ)をまとめ買いしましたが、紹介しきれていない商品の方が多く、手元にいくつも残っています。
いずれも3〜5年の長期保存が可能な保存食なので、慌てて食べることはないものの、今回は手元にある「イザメシ」の中から、チーズマフィンのパンの缶詰(パン缶)をチョイスしてみました。
イザメシのパン缶に興味があるという方の参考になれば幸いです。
杉田エースが販売するIZAMESHI(イザメシ)は、ラインナップが豊富で30種類以上ありますが、今回、試食するのはこちらの『チーズマフィン』(税抜き価格:500円)です。
※補足:イザメシのパン缶は「デニッシュ」タイプと「マフィン」タイプの2種類に分かれる。
容器はアキモトやボローニャなどのパン缶でもお馴染みの缶切り不要のイージーオープン缶(一時的に保管できるようなプラキャップなどは附属していない)を採用しており、缶底には賞味期限(製造日から3年)とロットナンバーが刻印されています(総重量:183g)。
容器側面のラベルには、原材料名や保存方法、栄養成分表、アレルギー物質など、商品に関する基本情報が記載されているので、カロリー制限のある方、食物アレルギー体質の方などは特に食べる前にしっかりと確認しておきましょう。
ちなみに、製造者欄を見ると、チーズマフィンはどうやら障がい者を支援する「エヌ・クラップ」と呼ばれる就労サポートセンター(事業所)で製造しているようです(パン缶の製造元が社会福祉法人であるケースは意外と多い)。
缶ブタを開けると、逆さまに入ったカップケーキ状の保存パンが2個入っていますが、容器を逆さにして軽く振れば簡単に取り出すことができます(缶底に脱酸素剤あり)。
最近のパン缶は2個入りタイプのものが増えてきた(ボローニャのパン缶も2個入りにリニューアル)ような気もしますが、イザメシのチーズマフィンも分けて食べやすい2個入り(約50g / 1個)となっています。
薄紙を剥がし、丸裸にしたチーズマフィンがこちら【画像:上記】になります。
特に調理する必要のない保存パンなので、そのまま試食タイムといきたいところですが、せっかくなのでチーズマフィンの形状や外観をチェックしておきましょう!
直径6.5〜7cm(高さ:5cm)ほどの手のひらサイズのパンで、表面はどこもこんがりときつね色(底はやや焦げ目が目立つ)に色付いていますが、チーズマフィンを名乗っているものの、チーズらしき固形物はどの面にもまったく確認できず、外見上はプレーン味の保存パンという印象しか受けません。
そこで、中身を確かめるべく、ナイフでパンを縦にカットしてみました。
その断面図がこちらです。
ご覧のように、チーズは中に閉じ込められており、イザメシのチーズマフィンはチーズを生地に練り込んだり上に載せて焼き上げるタイプのパンとは少し違うようです。
では、気になる味はどうなのか・・・
イザメシのチーズマフィンはダイスカットされたプロセスチーズを使っているようですが、一口食べてまず最初に感じることはチーズがとにかく硬い!
※補足:チーズは大きく分けると「ナチュラルチーズ」と「プロセスチーズ」に分類されますが、保存性が高いのはプロセスチーズ。
また、チーズの風味や香りはそれほど感じられない(塩気も薄い)ため、風味や味わい豊かな軟質チーズが好みだという方には少し抵抗のあるチーズマフィンといえそうです。
しかし、パン生地は見た目よりもソフトな口当たりで思っていた以上に美味しく、食べ続けていると不思議と意外とクセになるチーズマフィンで個人的には嫌いではありません(ただ、チーズが偏っているため、底の方は普通のプレーン味のパンなのが残念…)。
さらに、温め直すと味や食感は変化するのか、オーブントースターを使って表面に軽く焦げ目が付くまで焼いてみました。
結論から言ってしまうと、イザメシのチーズマフィンは常温よりもトースターで焼いた方が美味しい!
焼いたところでチーズ自体はとろけることもなく、食感もほとんど変わりませんが、パンの香ばしさと甘みが増し、サクサクとした食べやすいトーストに仕上がっていました(常温で感じた微かなアルコール臭も気にならなくなる)。
以上、イザメシのチーズマフィンを実際に食べてみましたが、プロセスチーズを使っているということもあり、ピザのようなとろける軟質チーズを期待しているとガッカリしてしまいそうですが、パン自体は柔らかく食べやすいため、硬めのプロセスチーズが好きだという方は、一度試食してみてはいかがでしょうか(固形チーズ入りのパン缶は珍しい)。
3年間の長期保存が可能! 2個入りなので分け合って食べやすい! 安売りするケースが少なく割高感がある… ダイスカットのプロセスチーズは硬く風味や味はあまり感じられない… チーズが偏っているため、全体的に散っていた方が良かったかも… パン自体はソフトな口当たりで食べやすい(プレーン味) 常温で食べるよりも温め直した方が美味しい! |