今回はカゴメの野菜スープを試食してみたいと思います。
カゴメの『野菜たっぷりスープ』はシリーズ化されており、既にきのこのスープ【食レポ86】やトマトのスープ【食レポ103】は記事にしましたが、今回はこちらの豆のスープをチョイスしてみました。
※補足:野菜たっぷりスープのラインナップはきのこ、トマト、豆、カボチャの4種類(2018年7月末現在)
長期保存可能な汁物系の備蓄食を探しているという方の参考になれば幸いです。
カゴメの『野菜たっぷりスープ』シリーズは、特に非常用保存食として販売しているわけではありませんが、製造から3年6ヵ月の常温保存(『きのこのスープ』のみ5年半)が可能なこと、また、調理済みなので開封したらそのまま食べることができるため、備蓄食として十分に通用しそうです。
※補足:一般的なレトルト食品の賞味期限は1〜2年程度。
となると、問題は味と言うことになりますが、まずはパッケージチェックからしていきましょう!
同シリーズは今回の豆のスープで3品目ということもあり、似たような点は軽く流していきますが、カゴメの『野菜たっぷりスープ』は、レトルトパウチ食品です。
アルファ米商品のようなスタンドパック式ではないものの、袋は底が広がる(最大5cm程度)ため、どうしても器が用意できないという非常時には、そのままダイレクトで食べることもできそうです(ただし、スプーンは付属していない)。
一方、裏面には、商品の特徴や原材料名、調理方法、賞味期限、栄養成分表、アレルギー表示など、商品に関する基本情報が一通り記載されているので、特に持病のある方や食物アレルギーのある方は、食べる前にしっかりと確認しておいてください。
パッケージには調理方法(湯煎と電子レンジ)の説明もありますが、電気や火が使えない状況下を想定して、今回は常温のまま食べてみることにします。
というわけで、切り口に沿って袋を開封し、器に移し替えてみました。
こちらがスプーンで軽く掻き混ぜた直後のカゴメの『野菜たっぷり豆のスープ』です。
味噌汁の一人前の目安が約150〜160ccと言われているので、汁物の内容量(160g)としては申し分ない量と言えるでしょう(単体で食べるなら物足りないかも…)。
参考までに、さらにスープを拡大した画像がこちらになります。
パッケージにプリントされていたイメージ画像に比べると、豆などの野菜の具材がやや少なめな印象を受けますが、さっそく食べてみましょう。
『野菜たっぷり豆のスープ』は、インゲン豆を中心に5種類の豆と7種類の野菜が入っているようですが、スプーンで掬ってみると、野菜が溶け込んでいるのか、スープにとろみがあり、思いのほか豆がゴロゴロと入っていました。
特に赤インゲン豆やひよこ豆は存在感があり、豆自体の食感も悪くなく、それなりに噛みごたえもあるため、レトルトにしては贅沢な豆のスープらしい汁物と呼べるのではないでしょうか(野菜は煮崩れてスープに溶けてしまっているのか、あまり見た目の存在感はない)。
ただ、塩分を抑えているようで、汗を掻いた後に食べると、その薄味に物足りなさを感じてしまいそうです(味が薄い場合は塩を加えて味を調節すると良さそう)。
また、香りや味にやや青臭さが出てしまっているため、野菜嫌いの方には少し食べづらいかもしれませんが、その点さえ気にならなければ、豆のホクホクとした食感や青臭いながらもほのかな豆の甘みを味わうことができるため、ご飯やパンのお供にちょうど良い汁物かもしれません。
製造から約3年半の常温保存が可能! 温めなくても、そのまま食べることができる! レトルトにしては豆の量や種類が多く、食感もまずまず! 味が薄く、体を動かした後に食べるスープとしては塩気が物足りない… やや青臭い風味や味がするため、野菜嫌いの方には食べづらいかも… |