今回、取りあげる非常食は、尾西食品のアルファ米『チキンライス』です。
尾西食品のごはんシリーズは、全12種類(2017年6月末現在)ありますが、『チキンライス』は『ドライカレー』『えびピラフ』と共に、2010年10月に新発売された洋風メニューのひとつで、7年近く経った今も生産終了することなく販売され続けています。
がしかし、味については評価(好き・嫌い)がはっきり分かれるようなので、いったいどんなチキンライスに仕上がっているのか、実際に食べてみたいと思います。
尾西のごはんシリーズを取り上げるのは、今回で7回目となるので、他のメニューが気になるという方は、過去記事もご覧ください。
それでは、商品パッケージのチェックから始めていきましょう!
私が同シリーズのチキンライスを購入したのは、今から3年ほど前になりますが、パッケージの形状やデザインを一新したという話も聞かないので、特にこれといって真新しい発見(特徴)はありません。
そのため、プリントされているイメージ画像がチキンライスに差し替えられていること以外、ごはんシリーズの商品はどれも同じ機能(スタンドパック式など)・デザインの商品パッケージを使用しているとみてよさそうです。
パッケージ裏面には、調理方法や原材料名、栄養成分表など、商品に関する基本情報が記載されています。
特に食物アレルギー体質の方は、アレルギー物質一覧表を、しっかりと確認しておきましょう。
開封直後の袋の内容物に関しても、特にこれといって特筆すべきことはなさそうです。
小袋に入った調味粉末とスプーン、脱酸素剤の3点を調理前に忘れずに取り出しておきます。
調理前の乾燥米と乾燥具材の拡大画像がこちらです。
ちなみに、尾西のチキンライスには、鶏肉とコーン、人参、玉ねぎの4種類の具材(約1cm角)が入っているようです。
尾西のチキンライスは小袋に入っている調味粉末で味付けをするため、お湯(または水)を注ぐ前に忘れずに投入します。
※調理ポイント:味付けやご飯の硬さが変わってくるため、袋の底をしっかりと広げてから適量を注ぐ!
注水ラインまで熱湯(水)を注ぎ、味付けにムラが出ないよう付属のスプーンでよく掻き混ぜ、袋のチャックを占めたら、完成するまでしばらく待ちます(目安:熱湯で15分 / 水で60分)。
熱湯を注いでから15分経過した直後のチキンライスがこちらになります。
調理後のアルファ米を、さらに付属のスプーンで軽くかき混ぜれば、チキンライスの完成です!
尾西のごはんシリーズは、スタンドパック式の袋を使っているので、袋を手に持ったままスプーンを突き刺し、ダイレクトに食べることができますが、今回は食レポということで、あえて器に移し替えてみました。
それでは、さっそく試食といきたいところですが、調理前(before)と調理後(after)のチキンライス画像を並べてみたので、まずは、その違いをご覧ください。
調理前のチキンライスの内容量は100gですが、調理後のチキンライスは260gに増えるため、茶碗によそると軽く2杯分になります。
そのため、ボリュームという点では、大人でも十分満足できそうです。
さらに、チキンライスを近距離で撮影した拡大画像がこちらです。
若干、水っぽさが残るチキンライスのようにも見えますが、ご飯は比較的ふっくらと仕上がっているようで、よく見ると、彩りや香り付け(?)なのか、さりげなく刻みパセリも確認できます。
では、肝心の香りや味はどうなのか・・・
まず、香りですが、トマトのニオイがとにかく強い!というのが正直な感想です。
また、そのトマトのニオイも、なんとなくクセのある香りなので、トマトが苦手な方はもちろん、トマト好きな方でも好みが分かれそうな気がします。
一方、味についても、やはりトマトが前面に出過ぎなのか、酸味が強く、濃いめの味付けに仕上がっています。
そのため、ポソポソとしたアルファ米特有の食感や味は、トマト風味の濃いめの味付けにかき消されていますが、コーンの甘みなどもあまり活かされていない(鶏肉は小粒ですが柔らかい)ため、酸味のあるあっさり味のケチャップライスといった印象を受けます。
個人的には、おススメするほど美味しいとまではいきませんが、濃いめの調味粉末でしっかりと味付けがされている分、白飯よりは食べやすいメニューのような気がします。
また、チキンライスなので、期限切れ間近の商品を食べる時は、オムライスにするなどのアレンジを加えれば、子供もより食べやすくなるのではないでしょうか。
大人でも十分なボリュームがある 全体的に味付けが濃い トマトの酸味やクセのあるニオイが強く、好き嫌いが分かれそう… オムライスにすると、卵の甘さやまろやかさが加わり、食べやすいかも… |