非常食レポ:トロピカル味top
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アキモトのパン缶:プレミアムシリーズを食べてみよう!

パン・アキモトが製造販売するパンの缶詰は10種類以上と種類が豊富ですが、各シリーズによって賞味期限が大きく異なってきます。

賞味期限の長さを重視するなら、常温で約3年の長期保存が可能な「おいしい備蓄食」シリーズが最適ですが、ラインナップは3種類と少なく、選べるフレーバーは自ずと限られてきます。

toropikalu1一方、「定番人気」シリーズや「プレミアム」シリーズはラインナップこそ豊富ですが、賞味期限は約1年(製造日から13ヵ月)と短いため、年1回程度の入れ替え作業が欠かせません。

そのため、「定番人気」シリーズや「プレミアム」シリーズは必ずしも災害用の備蓄食に向いている商品ではありませんが、定期的なチェックや入れ替えを面倒と感じていない方であれば十分に利用できるため、検討してみる価値はあるでしょう。

そこで、今回は当食レポでは初となる「プレミアム」シリーズから、少し珍しい〝トロピカル味〟のパン缶をチョイスしてみました。




アキモトのPANCAN プレミアムシリーズ(トロピカル味)とは?

パン・アキモトのパンの缶詰(以下、パン缶)を当食レポで取りあげるのは7品目(他の商品に関する記事はパン缶リストからどうぞ)になりますが、「プレミアム」シリーズのパン缶を紹介するのは今回が初となります。

ただし、冒頭でも触れたように「プレミアム」シリーズのパン缶は賞味期限が約1年(13ヵ月)と短いため、できるだけ長期保存できるパン缶が欲しいという方は、3年保存可能な「備蓄食」シリーズや他メーカー(『缶deボローニャ』『新・食・缶ベーカリー』など)の商品を検討してください。

では、さっそくパッケージチェックからしていきましょう!
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アキモトの「プレミアム」シリーズは全5種類(2018年8月末現在:那須高原バター、バニラミルク、トロピカル、紅芋、黒糖)ありますが、今回、試食するパン缶は沖縄限定のトロピカル味(400円前後 / 1缶)です。

各シリーズによって容器のサイズや機能が異なるということはなく、缶蓋はパン缶ではお馴染みのプルトップ式(缶切り不要)で、缶底には賞味期限が記載されています(総重量:167g)。

ちなみに、ツイッターでもつぶやきましたが、同商品は先月28日に届いたもので、賞味期限は来年の7月となっていることから、既に1年は切っていますが、後11ヵ月の保存がきくことを思えば極端に短いともいえず、この程度は許容範囲といったところでしょうか。

また、余談ですがラベルに描かれているイラストは〝キジムナー〟と呼ばれる沖縄に伝わる木の妖精のことで、沖縄県唯一のデザイン専門学校IDAの生徒さんの作品のようです。
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容器側面のラベルには原材料名や内容量、保存方法、保存パンの取り出し方など、商品に関する基本情報が記載されていますが、「備蓄食」シリーズや「定番人気」シリーズに表示されていた栄養成分表や災害用伝言ダイヤルに関する説明はありませんでした。

なぜ「プレミアム」シリーズだけ、この2つの表示がないのかは謎です。
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缶蓋を取り外すと脱酸素剤と見慣れたパラフィン紙に包まれた保存パンが容器にスッポリと納まっているため、ラベルに記載されていた取り出し方を参考に薄紙をつまんでゆっくり引っ張り出せば、難なく取り出すことができます。
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保存パンに貼り付いているパラフィン紙は側面と底面に分かれているため、底面の紙も忘れずに剥がしましょう(ただし、災害時、お皿がないなどの場合は底紙はあえて剥がさずお皿代わりにすることもできる。その辺は状況に応じて臨機応変に対応を!)。

薄紙をすべて剥がした保存パンが、こちらになります。
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高さ10cm、直径7~7.5cmほどの円柱状の保存パンで、てっぺんは濃い焼き色が付いていますが、見た目に関しては特にコンビニやパン屋さんで販売している市販のパンと大差ない極々普通のパンのように見えます。






PANCANプレミアムシリーズ:トロピカル味を食べてみた感想と評価

試食する前にトロピカル味のパンの断面図も見ておきましょう。
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上記3枚の画像はナイフでカットしたパンの断面図(縦・横)です。

ややパサついた感じはあるものの、適度に大小さまざまな気泡があり、他メーカーのパン缶に比べると、ふんわりとした柔らかそうな印象を受けます。
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ちなみに、パン上部(てっぺん)の断面図【上記画像:左】を見ると、ご覧のようにギュッと押し潰されたような部分があり、食感はやや硬くなっていましたが、それ以外の部分は市販の菓子パンとそれほど大差ないふんわりとした軽い口当たりの食感に仕上がっています。

また、3種類(マンゴー、パパイヤ、パイン)のフルーツピール(5mm角程度)が生地に練り込んであるため、南国気分が味わえるかどうかは別として、フルーツの甘みや食感が良いアクセントになっており、単調な味にならず食べやすくなっている点もgood!

では、温め直したらどうなのか・・・

せっかくなので、オーブントースターを使い表面に軽く焦げ目がつく程度までパンを焼いてみました。
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気になる味はというと、想像どおり、焼いたことでパンの香ばしさが増し、サクッとした食感のフルーツトーストに仕上がっており、これはこれで美味しい(なんとなくクッキーに近い食感と味わい)!

常温で食べる保存パンには独特のアルコール臭がある(個人差もあるが、キツイわけではない)ため、ニオイに敏感な方でアルコール臭が苦手だという方は、どちらかというとトースターで焼いてしまった方がアルコール臭は気にならなくなるため食べやすいかもしれません。

アキモトのパン缶「プレミアム」シリーズは賞味期限が短い(約1年)点がネックとなりますが、南国系の数種類のフルーツピールを生地に練り込んだパン缶は珍しいため、フルーツ系の菓子パンが好きな方は備蓄食として検討してみる価値はあるかもしれません。
まとめ

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2018.9.3 掲載twitter


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