非常食レポ:第32回
アルファ米パンの缶詰麺類とパスタおかず系汁物・スープおやつ・スイーツその他

ベターホームのコーンポタージュを飲んでみよう!

今回はベターホームの缶入りコーンポタージュを飲んでみたいと思います。

汁物系の非常食を口にするのは、美味しい防災食シリーズの豚汁【食レポ⑯】以来ですが、あの時は温めずに食べてもおいしい!といった説明書きを信じ、常温で食べてはみたものの、正直、冷めた豚汁はあまりおいしくありませんでした。

コーンポタージュも、基本は温めて飲んだ方がおいしいように思えますが、冷製スープというものもあるくらいなので、豚汁とは違い、もしかしたら常温でもそれなりにイケる味なのかもしれません。

そこで、今回は単に味の感想を述べるだけでなく、常温と温めたもの、どちらがより美味しく感じられたか、飲み比べもしてみましょう。




ベターホームの缶入りコーンポタージュとは?

ベターホームの缶入り野菜スープはシリーズ化されており、数種類(オニオン/パンプキン/ミネストローネ)ありますが、今回は冒頭でも述べたように、こちらのコーンポタージュを飲んでみようと思います。

缶入りコーンポタージュコーンポタージュの1缶あたりの内容量は190gなので、市販の一般的な缶コーヒー飲料とほぼ同サイズのアルミ缶を使用していますが、価格が290円とかなり高めです!

ちなみに、缶入りのコーンポタージュは、ポッカサッポロやJT、伊藤園なども販売していますが、それらの商品と比較してみても、2倍近い価格設定になっています(1缶あたりのカロリー(90kcal)も、他製品に比べると高い!)。

しかし、ベターホームの野菜スープシリーズは、化学調味料や香料、着色料といった添加物を一切使わず、野菜や香辛料を何種類も使うことで味に深みを出し、丁寧に仕上げたやさしい味わいのスープであるというのがウリのひとつです。

そのため、原材料を他製品のものと比較してみると、ベターホームのコーンポタージュは、確かに使用している野菜の種類が豊富で、添加物らしきものは見られません。

※ 市販の一般的は缶入りコンポタは、スイートコーン以外はパウダーや添加物で調整しているものが多い…

また、他製品の缶入りコーンポタージュの賞味期限は、概ね半年~1年程度となっていますが、ベターホームのコンポタの賞味期限は製造日から3年間と長めなので、非常食としても利用できるのが特徴です。
コンポタの缶ラベル
ちなみに、ベターホームの野菜スープシリーズは、缶切り要らずのプルトップ式ですが、一般的な缶ジュースに使用されているタイプのプルトップ式ではないため、飲み口部分だけが開缶するのではなく、缶詰と同様、フタがパカッと外れるようになっています。
飲み口の比較
商品の特徴についての説明はこのくらいにして、さっそく開缶してみましょう。

プルトップの大きめの輪っかに指をかけて引き起こすと、特に音もなく、簡単に開缶することができます。
開缶直後のコンポタ
で、開缶直後のコンポタの中身の状態がこちら。

私の撮り方が悪いせいで、やや暗めの画像になってしまいましたが、見た感じは、色鮮やかなコーン色というよりも、ややくすんだ色をしており、なんとなく無添加らしい控えめな印象を受けます(気のせいかもしれませんが…)。

コンポタの特徴このまま、直接口を付けて飲み干すこともできますが、とりあえず器の方に移し替えてみましょう。

容器を傾けて器の方に流し込むと、適度にとろみのあるコーンポタージュであることがわかります。

また、ベターホームのコンポタは、特に粒入りタイプというわけではないので、どうやら固形物は入っていないようです。

パセリやクルトンを添えれば、彩がよくなり、さらに食欲をそそりそうなコンポタになるだろうなという一品に見えます。






ベターホームのコーンポタージュを飲んでみた感想と評価

では、常温のままいただいてみましょう!

まずは、匂いの方から・・・

開缶直後にも感じたことですが、このベターホームのコーンポタージュは、ニンニクと玉ねぎの香りがやや強いように感じられます(といっても、他の香りに比べると主張があるという程度ですが…)。

では、味の方はどうか?


―――――― 甘さ控えめですが、野菜の自然な甘さを感じさせる薄味のスープに仕上がっています。

また、クリームやバターなどを使っているので、適度なまろやかさと滑らかさはありますが、深みがあるかというと、その点についてはあまり感じられせんでした。

そして、気になる常温で飲んでみた感想ですが、結論から言ってしまうと、意外とイケる!

豚汁とは違い、野菜の甘みを感じる洋風スープであることも影響しているのか、特に温めなくても違和感なく普通に飲めるコンポタであったというのが正直な感想です。

ちなみに、今回私が飲んだベターホームのコーンポタージュは、既に製造日から約2年ほど(正確には1年11か月)経過したものですが、特に缶臭も感じることはありませんでした。
コーンポタージュの味
次に、電子レンジで温めたら、味はどう変化するのか、さっそく試してみましょう。

レンジでチン先ほど飲んだ常温コンポタの器にラップをかけて、500Wで1分間、温めてみました。

温まっている状態のものを、素人の私が画像でお伝えるのは難しいのですが、ラップの曇り具合からみて、温まっていることがなんとなくわかっていただけるのではないでしょうか。

さて、ベターホームのコーンポタージュを温めてみて、まず最初に気付いたことは、スプーンで掬ってみると、とろみ加減が常温の時よりも、なんとなく弱くなったように感じられたということです。

また、ひとくち食べてみると、野菜の甘みや酸味のようなものが少し増した感じがしますが、常温で飲んだものと比較した場合、やはり温めた方が断然おいしかったかというと、意外なことに、個人的には、どちらかというと常温スープの方がおいしかったように思えます。
温めたコンポタ
冷めた豚汁を食べた時は、お世辞にもおいしいとは言えませんでしたが、ベターホームのコーンポタージュに間しては、どうやら常温でも十分美味しくいただけるようです(個人差はあると思いますが…)。

これなら、火や電気が使えない状況下でも問題なく利用できそうなので、非常食として利用するのもアリのような気がします。

ただし、1点!

やはり価格が少し高い!という点が気になります。

主食になるような非常食であれば、ある程度価格が高くても受け入れられますが、ベターホームのコーンポタージュは、特に腹持ちがいいわけでもなく、あくまで脇役のような食品なので、スープ1缶(190g)に300円近いコストをかけられるかというと、抵抗がある人も多いのではないでしょうか。

そのため、よほどお金に余裕があるなら別として、非常食として利用するなら、セールなどで安く売られているときに買いだめしたり、非常食の味のバリエーションを増やすために数本備蓄しておくというのが賢明かもしれません。
完飲

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