尾西のひだまりパンを食べてみよう!
長期保存食の製造販売に特化した尾西食品といえば、アルファ米のごはんシリーズが有名で、当食レポでも10種類ほどの商品を紹介してきましたが、同社は新商品の開発にも力を入れているようで、2010年には『ミルクスティック』、2015年には『ライスクッキー』、2018年には『くるくるカスタード』といった具合に、ごはんシリーズ以外の新商品も随時市場投入しています。
そこで、今回は『尾西のひだまりパン』シリーズから「チョコ味」をチョイスしてみたので、尾西食品ならではの保存パンに関心を持った方は少し参考にしてみてください。
2013年に亀田製菓㈱の子会社となり、新たなスタートを切った尾西食品ですが、子会社化したからといって事業内容(長期保存食の製造と販売)が大きく変わったということはありません。
また、今回、試食する『尾西のひだまりパン』ですが、同商品は既に製造終了してしまった旧商品『尾西のパン』シリーズ【
食レポ9】を引き継ぐ保存パンであり、現時点で3種類のフレーバー(プレーン、メープル、チョコ)が用意されています。
※補足:最新情報(2020年4月)によると『ひだまりパン』シリーズの保存期間は「3年半」から「5年半」に延長(2020年4月21日から出荷を開始)!
メープル味については既に試食済みなので、過去記事【
食レポ130】をご覧になっていただければと思いますが、冒頭でも触れたように今回は「チョコ味」にスポットを当てることにします。
というわけで、前置きはこのくらいにして、さっそく本題!
現在、保存パンといえば、缶詰入りのパン缶(アキモト、ボローニャなど)が主流ですが、尾西の保存パンはアルミ袋入り(縦:19.5cm × 横:18cm × 厚み:3.5cm)なので、食べ終わった後のゴミが缶詰ほどかさばらないという利点があります。
パッケージ裏面には、原材料名をはじめ、保存方法、アレルギー物質、栄養成分表など、商品に関する基本情報が記載されているので、アレルギー体質の方や持病がある方などは特に一通り目を通しておきましょう。
アルミ袋の両サイドにある切り口に沿って袋を開封すると、中には保存パンと脱酸素剤の2点が入っていますが、保存パン自体の重さは69gとなり、一般的なパンの缶詰(100g)に比べると3割程度少ないことがわかります。
容器が缶詰ではなく、ほぼ正方形のアルミ袋なので、円柱状のパン缶よりは食べやすい形状(目安:縦 8.5cm × 横 11.5cm × 厚み 3cm)と言えるかもしれません。
また、パン底に薄紙が貼り付いているので、ちょっとしたお皿代わりにもなり、綺麗に剥がせるところもgood!
特に調理する必要はないため、さっそく試食といきたいところですが、参考までに底面や側面の画像もアップしておきましょう。
以前、メープル味のひだまりパンを試食済みなので食感などはだいたい予想がつきますが、チョコ味も表面の油分は少なめで、特に手がべとつくようなことはありません。
中心に筋が入っているため、2人で分けて食べることもできそうですが、筋が中途半端で均等にカットできなかったのが残念!
では、気になる味はどうか・・・
チョコ味となってはいますが、香りも含めどちらかというとビターな大人向けのチョコ味といったところでしょうか。
そのため、子供が喜びそうなミルクチョコのような甘ったるさはなく(少々ほろ苦い)、小さなお子様の口にあうかどうかは微妙なところかもしれません。
ただ、パサつきは控えめで、口当たりも比較的ソフトなので、保存パンにしてはふっくらとして食べやすいように思えます(食感は『かにぱん』に近いかも…)。
では、温め直したら味は変化するのか・・・
トースターを使って表面がカリッとするまで焼き上げてみたところ、表面がサクッとした香ばしいトーストになってはいましたが、飛躍的に美味しくなったというわけでもなく、個人的にはむしろ常温のまま食べた方が美味しく感じたように思えます(パンを焼くかどうかは好みの問題もあるため、一概にどちらが美味しいと決めつけるのは難しい)。
以上、「ひだまりパン」のチョコ味を実際に食べてみましたが、甘さ控えめのビターなチョコ味なので、小さなお子様用の非常時のおやつにと検討されている方は大量にストックする前に一度試食して見ることをお勧めします。 |
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- パンの缶詰よりも、食後のゴミが少ない!
- ビターなチョコ味なので、小さなお子様の口に合うかどうかは微妙…
- 食べ盛りの学生や成人男性にとっては量が少ない…
- カニパンよりも気持ちしっとりめで保存パンにしては食べやすい!
- リニューアル後の『ひだまりパン』はより長期保存(5年)が可能!
2020.4.23 掲載
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