IZAMESHI:イザメシ・デリを食べてみよう!
前回、IZAMESHIのオリジナルシリーズからオカズ系の商品(
食レポ132:ぶり大根)を取りあげましたが、引き続きIZAMESHIの長期保存食にスポットを当ててみたいと思います。
というわけで、今回はこちらの『
きのこと鶏の玄米スープごはん』をチョイスしてみました。
アルファ米とは違って既に調理済みのご飯なので、食べたいときに食べることができる手軽さが魅力の備蓄食ですが、果たして肝心の味はどうなのか・・・!?
実際に食べて評価してみたいと思います。
杉田エースが2014年9月から販売している「IZAMESHI(イザメシ)」は、発売当初こそ全23種類でしたが、その後、新シリーズが追加されるなどして、現在は約40種類のラインナップが揃っています。
そのため、どれから手を付けるべきか迷うところですが、今回はイザメシ・デリシリーズから主食(イザメシでは「オカズ」扱い)になりそうな『きのこと鶏の玄米スープごはん(税抜き:500円)』をチョイスしてみました。
アルミ箔の容器は器としても利用できる底広のスタンドパック式を採用しており、尾西食品やサタケのアルファ米商品とほぼ同サイズ(約16cm×16cm)となりますが、重さという点でアルファ米とは大きく異なります(附属のスプーンはなし)。
というのも、イザメシ・デリシリーズは既に調理済みの料理を封入しているため、水分を含んでいる以上、どうしても重量(アルファ米の2倍以上)が増してしまい、持ち運ぶ数が多ければ多いほど、携帯には不向きな保存食となりそうです。
一方、パッケージ裏面には原材料名や内容量、保存方法、栄養成分表、アレルギー物質など、商品に関する基本情報が記載されているので、持病のある方やアレルギー体質の方は忘れずに確認しておきましょう。
また、イザメシは常温のまま食べることができるため、必ずしも湯煎や電子レンジなどで温め直す必要はありません。
そこで、今回も最悪の状態を想定して常温のまま食べてみることに・・・
切り口に沿って開封した直後の袋の中身がこちら【上記画像:中央】になります。
ご覧のように特に分離した脂などは見られず、極々普通のスープに見えますが、より中身が確認できるよう器に移し替えてみました。
イザメシ・デリシリーズの常温の〝きのこと鶏の玄米スープごはん〟がこちらになります。
参考までにパッケージにプリントされていた調理イメージと比較してみましたが、うーん…どうなんでしょう。
器の形状の違いも多少影響しているのかもしれませんが、イメージ画像に比べると、ご飯よりもスープ量がだいぶ多いように見受けられ、スープごはんというよりも、ごはんスープと呼んだ方がしっくりくるような印象を受けてしまいます。
では、気になる肝心の味はどうなのか・・・
とろみのないシャバシャバとしたスープは、かつおやこんぶを使った和風ダシが利いているようですが、全体的に味は薄く、コクや深みは感じられません。
また、薄味ということもあってか、味やにおいの誤魔化しがきかず、鶏肉の臭みのようなニオイがうっすらと感じられ鼻につきます。
もち麦入りの玄米(国産)ご飯は、もち麦のプチプチとした食感はあまり感じられなかったものの、アルファ米独特のモソモソとした食感はなく、白米よりもやや硬めの玄米ご飯を楽しむことができます。
一方、具材はしめじ、しいたけ、人参、鶏肉が入っていますが、きのこ類や鶏肉はどれもサイズが大きく食べごたえがありました。
ただ、鶏肉はささみを使っているのか、身が締まっており、硬くパサついていた点は気になるところです。
さらに、今回は電子レンジで温め直したものと食べ比べてみることにしました。
ご覧のように見た目はほとんど変わりませんが、結論から言ってしまうと、味に関しては常温よりも温め直した方が美味しい!
特に味や食感が大きく変わったというわけではありませんが、やはり冷めきったスープよりも喉の通りがよく食べやすくなっています。
以上、イザメシ・デリシリーズの『きのこと鶏の玄米スープごはん』を食べてみましたが、今回は少し残念な結果になってしまいました。
前回の『ぶり大根』が良かっただけに、期待しすぎてしまったことも味の評価に少なからず影響していると思いますが、個人的には価格に見合うだけの満足感は得られず、非常時に食べたいという魅力(味やボリューム)もあまり感じられませんでした。 |
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- ご飯よりもスープの量が多く〝スープごはん〟というよりは〝ごはんスープ〟といった印象
- スープの味が薄く、鶏肉の臭み(?)が出てしまっている…
- きのこ類はサイズも大きく食べごたえがある!
- 鶏肉の身が締まっており、パサついている…
- スプーンなどは附属していないため、別に用意する必要がある!
- 常温よりも温め直した方が食べやすい!
掲載日:2018.9.13
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