安心米おこげ(ぜんざい)を食べてみよう!
今回、試食する非常食は、アルファー食品の『
ぜんざいおこげセット』です。
長期保存可能なぜんざいを紹介するのは、今回で2回目となりますが、以前、試食した美味しい防災食シリーズ【
食レポ42】とは少し異なるタイプのぜんざいらしく、子供ウケもよさそうです。
そこで、まだ発売されてから日が浅いアルファー食品の新商品『ぜんざいおこげセット』はウマいのか、また、非常食に適した商品なのか・・・!?
実際に食べてみた上で評価してみたいと思います。
アルファー食品といえば、尾西食品やサタケと同様、アルファ米には定評のある(味に関しては、一番ウマい!と支持する人も少なくない)米加工品メーカーですが、そんなアルファー食品が発売した新商品が安心米おこげシリーズです。
ちなみに、フレーバーは3種類(2015年2月現在)、コンソメ味にカレー味、そしてぜんざいとなりますが、今回、私が試食するのは、冒頭でも触れたように〝ぜんざい〟です。
それでは、いつものように、まずはパッケージチェックから始めていきましょう!
〝おこげ〟という文字が、妙にインパクトある外袋で、表面にはぜんざいのイメージ写真がプリントされています。
一方、裏面は食べ方や原材料、賞味期限(製造日から5年間)などの基本情報が掲載されていますが、全体的にあか抜けた感じのするパッケージデザインなので、従来の非常食に見られるような地味さはありません。
ちなみに、『ぜんざいおこげセット』は他の2種類のフレーバーに比べると、パッケージサイズが一回りほど大きく、総重量も2倍以上(といっても、重さは約175g)!
携帯性という点からみると、コンソメ味やカレー味の方が優れていると言えるかもしれません。
上記3枚の画像は、パッケージ裏面に記載されている基本情報を拡大したものです。
【画像①】原材料・内容量等については、ご覧のとおりですが、『ぜんざいおこげセット』は、食品衛生法対象のアレルギー物質(27品目)を含む原材料を使用していない
アレルゲンフリー食品なので、アレルギー体質の方には重宝される一品となりそうです。
【画像②】商品によっては記載されていないものもありますが、『ぜんざいおこげセット』には、1袋当たりのエネルギー(262kcal)はもちろん、大まかな栄養成分がしっかりと表示されているので、持病を持っている方には有難い情報といえるでしょう。
【画像③】特に複雑な調理方法は求められていないので、別に読まなくても失敗することはなさそうですが、この手の非常食を作ったことがないという方は、一度、目を通しておくことをお勧めします。
外袋を開封して内容物を取り出すと、アルミ製の小袋2点に加え、プラスチックスプーンの計3点が入っています。
なお、ぜんざいと書かれた小袋は底が広がる
スタンドパック式なので、非常時にはわざわざ器を用意せずとも、この小袋を器として利用することができます。
したがって、『ぜんざいおこげセット』は食器やスプーンがなくても、なんの不自由なく食べることができるので、この点は非常食に適している商品といえるでしょう。
おこげが入っている小袋を開封した画像がこちらになります。
国産もち米を100%使用した一口サイズのおこげで、植物油脂を使用している揚げせんなので、酸化による風味の劣化が気になるところですが、その辺は脱酸素剤を投入することで対処しているようです(袋も特殊なのかな?)。
さて、先ほどスタンドパック式になっているぜんざいの小袋を器代わりに利用できると説明しましたが、今回は食レポなので、あえてお椀に移し替えて食べることにしています。
パッケージ裏面に記載されていた基本情報によると、おこげの内容量は20gとなっていましたが、せっかくなので一口サイズのおこげの数を数えてみたところ、直径2cmほどの塊が26個入っていました。
また、ぜんざいと混ぜる前に1つ食べてみたところ、塩気の薄いザクザクとした食感が楽しめる揚げせんといった感じで、このままでも十分食べられますが、個人的にはやや
油っぽさが気になります。
一方、ぜんざいの小袋を開封した直後の画像がこちらになります。
先に説明したように、ぜんざいの小袋は底が広がり立たせることのできるスタンドパック式なので、非常時は、この中におこげを入れて付属のスプーンでかき混ぜれば完成となります。
さて、話を戻しますが、気になるぜんざいの方は、北海道産小豆を使用し、じっくりと炊き上げたぜんざいという説明がありましたが、ややサラッとした汁気の多いぜんざいで、おこげの上から注いでみると、思いのほか小豆の量は入っているように感じられます。
下記に掲載した画像が、お椀で作った完成形の『安心米おこげ(ぜんざい)』になりますが、外袋にプリントされていた写真と見比べても、それほど大きく異なるわけではないので、ほぼイメージ通りと言ったところでしょうか。
ぜんざいの汁気が多いので、おこげのサクサク感が失われてしまわないうちに、さっそく一口食べてみましょう!
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ウマい!
先ほど、おこげだけを食した時は、なんとなく油っぽさが口の中に残るような気がしましたが、ぜんざいと絡めることで、その油っぽさが思ったほど気にならなくなり、塩加減のちょうどよい甘じょっぱさが口の中に広がるため、常温でも抵抗なく美味しくいただくことができました。
また、白玉団子やお餅とは違う、おこげのザクザクとした食感がなんとも新鮮で、こういう食べ方もアリだなと思わせてくれる『安心米おこげ(ぜんざい)』は、子供にも喜ばれそうなオヤツ感覚で食べられる非常食になるのではないでしょうか。
以前、試食した
美味しい防災食シリーズのぜんざい【食レポ42】も、味そのものは悪くありませんでしたが、アルファー食品のおこげシリーズの方が、ザクザクとした食感も楽しめ、腹持ちも心持ちよさそうに思えます。
そのため、おやつ系の非常食としてぜんざいの備蓄を検討しているのであれば、今回、試食したアルファー食品のぜんざいおこげの方をお勧めしたいところです(あくまで個人的意見ですが…)。
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- ぜんざいの汁気が多いため、おこげに絡めたら、できるだけ早く食べたい!(ザクザク感が時間とともにへたってしまう)
- 揚げせんなので、個人差はあるが、完食後、やや油っぽいしつこさが残ることも…(そういう場合はおこげの量を減らそう)
- コンソメ味やカレー味に比べると、ぜんざいは価格がやや高め!(味付けがパウダーではない分、仕方がないことかも…)
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