非常食レポ:尾西のドライカレー
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尾西のアルファ米:ドライカレーを食べてみよう!

drycurry1今回、試食する非常食は尾西のアルファ米です。

尾西食品のごはんシリーズは、ラインナップが充実しており、全メニュー(12種類:2017年11月末現在)を完食するには、もう少し時間がかかりそうですが、今回のドライカレーで9品目となるため、残すは3品のみとなります(ただ、商品リニューアルによる追加や製造終了などがなければの話ですが…)。

アルファ米のドライカレーは、サタケのマジックライスシリーズ【食レポ4】にもあった定番メニューのひとつなので、味に違いはあるか、その点も意識しながら比較してみたいと思います。




尾西のドライカレーとは?

尾西食品は2013年に亀田製菓㈱の子会社となりましたが、長期保存食の製造・販売を行う事業はそのまま継続しています。

中でもごはんシリーズは主力商品であり、10種類以上のメニューが揃っていますが、ドライカレーはどちらかというと同シリーズの定番メニューとなっているようです。

というわけで、まずはパッケージチェックから・・・
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特にこれといってデザインや機能(袋がそのまま器として利用できるスタンドパック式)が大幅に変わったという情報はなく、賞味期限の表示が大きく、入れ替え時に確認しやすいパッケージデザインは健在です。

また、厚みも約2cmと薄く、総重量120gと軽いため、避難用リュックに入れておく携行食にも適しています。
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パッケージ裏面には、ドライカレーに関する基本情報(調理方法、原材料名、栄養成分、アレルギー物質など)が記載されているので、特に食物アレルギーなどがある方は、食べる前にアレルギー物質が含まれていないかどうか必ずチェックしておきましょう。
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ドライカレーのパッケージを開封すると、調味粉末の入った小袋とプラスチック製のスプーン、脱酸素剤の3点が入っています。

脱酸素剤は乾燥米に埋もれて底の方に隠れてしまっている場合もあるので、取り出し忘れにご注意ください。
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参考までに、調理前の乾燥米(アルファ米)と具材の拡大写真を掲載しておきます。

乾燥米は、そのまま食べることもできますが、ガリガリ(バリバリ)とした硬い食感で美味しくはありません。

一方、具の方はコーンと人参、そして肉の代わりに粒状大豆たん白を使った大豆肉の3種類が入っていました(ちなみに、マジックライスシリーズのドライカレーには、コーンと人参は同じですが、大豆肉ではなく鶏肉を使用)。
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尾西のごはんシリーズは、メニューによってない場合もありますが、ドライカレーは小袋に入った調味粉末を使って味付けをするため、調理の際は調味粉末をアルファ米に振りかけてから水(お湯)を注ぐことになります。

※調理ポイント:注水量ミスをなくすため、袋の底はしっかりと広げておくこと!また、調味粉末を投入したら、水を注ぐ前に一度袋のチャックを閉めて軽く振ってアルファ米と粉末を混ぜ合わせておくと味にムラが出にくい!
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袋の内側にある注水ラインまで水(お湯)を注ぎ、附属のスプーンでよく掻き混ぜ、チャックを閉めたら、後は完成を待つだけです。

ちなみに、今回はポットで沸かしたお湯を使って調理しているので、15分後に完成しますが、非常時にお湯がなく水で調理を強いられるような場合は、完成までに1時間ほどかかります(水で調理したアルファ米の味については尾西のわかめごはんの記事をどうぞ)。
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15分(水は60分)経過したら袋を開け、付属のスプーンを使ってほぐせば、ドライカレーの完成です!
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尾西のごはんシリーズはスタンドパック式の袋を使っているので、袋を手に持ったまま直接食べることもできますが、今回は食レポということで、あえて器に移し替えてみました。





尾西のドライカレーを食べてみた感想と評価

それでは、さっそく試食といきたいところですが、今回も調理前(before)と調理後(after)の写真を並べて比較してみたので、まずは、その違いをご覧ください。
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尾西のドライカレーは、調理前の内容量こそ100gですが、160mlのお湯を注いで作るため、調理後は260gに増えます。

そのため、茶碗によそると軽く2杯分になり、ボリュームという点では、大人でも十分満足できる量と言えそうです。

さらに完成したドライカレーを近距離で撮影した拡大画像がこちらになります。
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写真を見る限りでは、色つやは良く、米粒もどちらかというとふっくらとした仕上がりにみえますが、香りの方はインスタント食品特有のクセのあるにおいを発しており、好みが分かれそうです。

では、味の方はどうか・・・
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十数種類(ターメリックやクミンなど)の香辛料を加えたドライカレーとのことですが、特にコクや深みは感じられず、かなりあっさりとしています(マジックライスのドライカレーに比べると、あまり粉っぽさは感じない…)。

また、水が欲しくなるような刺激的な辛さは口の中に残らないため、大人には物足りない辛さレベル(甘口寄りの中辛)ですが、見方を変えれば子供にも食べやすいカレーといえるでしょう。

気になるアルファ米や具の味はというと、全体的に味付けが濃いめなので、白飯より食べやすくなってはいるものの、アルファ米特有のポソポソ感は残っており、具の方もいい意味でインスタント食品と何ら変わらない味と食感に落ち着いています(特に人参は柔らかく、そぼろ状の大豆肉はやや硬めでいまひとつ…)。

とはいえ、非常時に食べられる即席のドライカレーとして評価するなら、まずまずの美味しさで、個人的には備蓄しておいても良いと思える一品です(マジックライスのドライカレーと比較すると、味や香り、食感において、それほど大差ないように感じますが、どちらかを選べと言われたら、尾西の方が私の口に合っていたような気がします)。
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最後に今回は半熟の目玉焼きをトッピングしてみました。

とろりとしたたまごの甘みとマイルドさがドライカレーとよく絡み、また少し違った味を楽しむことができるので、賞味期限切れ間近のドライカレーを平時に食べる際は、ちょっとアレンジして食べるのも良さそうです。
まとめ
チェック大人でも十分なボリュームがある!
チェック濃いめの味付けで、白飯のアルファ米よりも食べやすい!
チェック非常時に食べられるドライカレーとしてみれば十分に美味しい!
チェックあっさりとした甘口寄りの辛さは子供にも食べやすいが、大人にはちょっと物足りない…

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掲載日:2017.12.8twitter


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