非常食レポ:パワーフルーツキャンディtop
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長期保存可能なパワーフルーツキャンディを食べてみよう!

powerfruitscandy1以前、5年保存可能な非常用の『サクマ式ドロップス』を記事【食レポ84】にしましたが、今回は『サクマ式ドロップス』よりも、さらに1年長い6年間という長期保存可能な『パワーフルーツキャンディ6イヤーズ』なる飴を試食してみたいと思います。

一時的とはいえ、飴などに含まれる糖分には疲れをとってくれる疲労回復効果や精神面における安定効果が期待できると言われています。

主食とは別に、いつでもどこでも手軽に食べられる手頃な価格の甘い備蓄食を探しているという方の参考になれば幸いです。




ユニーク総合防災:パワーフルーツキャンディ6イヤーズとは?

『パワーフルーツキャンディ6イヤーズ』は、2013年4月に設立された株式会社ユニーク総合防災(本店:東京都渋谷区)が販売する防災備蓄食品のひとつです。

同社は備蓄食品や防災用品の企画、製造、販売以外にも、防災に関するセミナーやコンサルティング業務などを行っているようですが、こちらが現物のキャンディです。
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表面には「災害用伝言ダイヤル」の録音・再生方法に関する説明があり、非常食らしいパッケージに仕上がっています。

※補足:リニューアルにより、現在販売中の同商品はパッケージのデザインが変わっています(災害伝言ダイヤルなどの記載はそのまま)。

また、『サクマ式ドロップス』のようなスチール缶とは違い、コンパクトサイズ(縦:18cm × 横:14cm)の袋入りなので、軽く(総重量:約60g)かさばらず、非常用持ち出し袋などに入れておく携帯用非常食に適した飴といえそうです。
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一方、パッケージ裏面には原材料名や保存方法、栄養成分表、賞味期限など、商品に関する基本事項に加え、防災情報提供センター(国交省)のQRコードも付いていました。

パッケージの説明はこれくらいにして、さっそく開封してみましょう!
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袋の中には3種類(グレープ、ストロベリー、レモン)のキャンディが個包装で3つずつ、計9粒入っていました(脱酸素剤なし)。

ちなみに、1袋240円(税抜き:メーカー希望小売価格)で販売しているため、1粒当たりの価格は約27円となり、飴としてはかなり割高感があります。
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というわけで、さっそく試食タイムに入りたいところですが、ここで予期せぬハプニング発生!

1粒1粒個包装されているキャンディですが、なんとそのひとつ(ストロベリー味)に不自然な穴が…!

長期保存食の中には脱酸素剤の効果を高めるため、あえて微小穴を開けている商品(バランスパワー6YEARS【食レポ31】、ハーベスト缶【食レポ98】など)もありますが、『パワーフルーツキャンディ6イヤーズ』には袋内に脱酸素剤もなければ、微小穴に関する注意書きも確認できません。

これはいったいどういうことなのか・・・!?

今回は食レポ記事ということもあり、この疑問を解決するため、商品販売者に問合せてみました(ただし、試食後)。

すると、担当者も一瞬「えっ!?」と驚いていたようですが、とりあえず「商品を送ってください」とのことなので、現物を発送し、先方の返答を待つことにします(結果については、後日、当ページにて報告予定)。






パワーフルーツキャンディ6イヤーズを食べてみた感想と評価

それでは、さっそく常温で6年保存可能なパワーフルーツキャンディを食べてみましょう。

まずはストロベリー味から・・・
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直径約2cmほどの球体で表面にはザラメが万遍なくまぶしてあります。

powerfruitscandy9ザラメによるザラザラとした舌触りやシャリシャリとした食感が楽しめる懐かしい味のキャンディで、舌の上で転がすと、ストロベリーの甘みと風味が口の中に広がっていきます。

最初はザラメの甘さを強く感じますが、しばらくするとザラメが溶けてなくなり、今度はほのかに酸味の効いたストロベリーの甘さが口の中に広がります。

さらに舐め続けると、飴の中心部に閉じ込められていたブドウ糖・クエン酸・フルーツ果汁入りの白っぽい柔らから球体に出くわし、特に極端に甘いとか酸っぱい(心なしか酸味が強いかも…)とか味に大きな変化は見られませんでした。

では、グレープ味はどうか・・・
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こちらも舌触りや構造はストロベリー味と何ら変わらず、いい意味でグレープの甘みと酸味が味わえる極々普通のキャンディ。

ラストはレモン味・・・
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やはり、こちらも想像どおり、ストロベリー味やグレープ味と同様、レモンの爽やかな甘酸っぱさが感じられる普通のキャンディのようです。

以上、全3種類のフレーバーを食べてみましたが、味に関しては6年間という長期保存可能なキャンディだからといって、特に通常タイプのキャンディと大きな差はないように思われます。

キャンディの中心部に疲労を軽減する3成分(ブドウ糖・クエン酸・フルーツ果汁)を閉じ込めているという点は通常タイプのキャンディに比べると手が込んでいるのかもしれませんが、個人的には価格の割高感を埋めるほどの魅力は残念ながら感じませんでした。
まとめ

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2018.8.7 掲載twitter


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