非常食レポ:第87回
アルファ米パンの缶詰麺類とパスタおかず系汁物・スープおやつ・スイーツその他

尾西のライスクッキーを食べてみよう!

ライスクッキー尾西食品の非常食といえば、やはりなんといっても『尾西のごはん』シリーズが有名ですが、実はアルファ米以外の備蓄食も販売しています。

当サイトでも、以前、長期保存可能な保存パン【食レポ9】を取り挙げたことがありますが、最近、どうやら『ライスクッキー』なる新商品を発売したようです。

そこで、今回はまだ口コミ(レビュー)数が少ないと思われる新商品のクッキーを試食してみたいと思います。



尾西食品のライスクッキーとは?

亀田製菓グループの尾西食品㈱が、2015年10月27日に新発売した長期保存食が『尾西のライスクッキー』です。

※補足:メーカー側が希望小売価格を定めないオープン価格ですが、1箱220円(税抜き)程で販売している模様…
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『尾西のライスクッキー』は、アルファ米とは違って、紙箱に入っており、パッケージは紅白カラーをバックにクッキーと稲穂を配した、一見、非常食とは感じさせないスッキリとしたデザインに仕上がっています。

このパッケージデザインに関しては、どうやらコンビニにも置けるような商品にしたいというメーカー側の強い思いがあったらしいことから、今後はコンビニでも目にする機会があるのかもしれません。
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総重量は69gと軽く、片手で握れるコンパクトサイズ(縦:6.5cm×横:13.5cm×高さ:3.5cm)なので、非常持ち出し袋などに入れておく携帯食にも良さそうですが、コンパクトな分、個人的には量が少ない(8枚入り)点が少し気になります。

パッケージ裏面には、原材料名や保存方法、栄養成分表などの商品に間する基本情報がザッと記載されていますが、同商品のウリのひとつは、やはりなんといってもアレルゲンフリー食品であるということ!

一昔前に比べれば、アレルゲンフリーの非常食は増えてはいますが、まだまだ少ないというのが現状なので、食品アレルギーのある方にとっては、この種の食料は非常に有難い配慮といったところではないでしょうか。

※補足:『尾西のライスクッキー』は、食品衛生法の対象となっている卵や小麦を含む27品目(平成28年8月現在)のアレルギー物質が含まれていません。

ただし、原材料名欄を注意深くチェックすると、アーモンドココナッツを使用していることから、特にアーモンドアレルギーの方は要注意です。
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紙箱の中には、光や空気などをシャットアウトするため、金色に輝く特殊なアルミ蒸着袋を使用しており、さらにそのアルミ袋を開封すると、プラスチックトレーに乗せられたクッキーと酸化防止(商品劣化)用の脱酸素剤が出てきます。





ライスクッキーを食べてみた感想と非常食としての評価

今回、試食する非常食はクッキーなので、特に調理する必要がありません。

というわけで、さっそく食べてみることにしましょう!
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新潟県産の米粉を使用したという『尾西のライスクッキー』は、1箱に8枚のクッキーが入っています。

外装が紙箱であること、また、トレーに入ってはいるものの、プラスチック製の薄手のトレーなので、外部からの衝撃に強いわけではなさそうで、私の手元にある商品は、8枚中2枚のクッキーに割れがみられました。
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直径、約4.8cm(厚さ:約8mm)と、やや小振りのクッキーで、1枚当たり約6g(34.5kcal / 1枚)の重さがあります。
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どちらかというともろく崩れやすいため、食感は柔らかめ(ただし、しっとり系ではなくサクサク系)ですが、ほんのりとココナッツ風味が口の中に広がる、シャリシャリとした食感が特徴の口当たりの軽いクッキーに仕上がっています。

コクや風味に関しては、やはりどうしても物足りなさを感じてしまいますが、アレルゲンフリーの米粉クッキーとしては、かなり美味しいクッキーといって良いのではないでしょうか(少なくとも私にはそう思えた)。

ただし、1点補足しておきたいことは、口の中にツブツブがしばらく残る(ココナッツファイン?)ので、この手のカス(ツブツブ)が口の中に残るのはちょっと苦手だという方は、少し抵抗があるかもしれません。
まとめ

2016.8.12 掲載twitter


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