予期せぬ災害に備えて、数日は食うに困らない程度の長期保存可能な非常食を保管しているという家庭も多いのではないでしょうか。
何事もなく賞味期限を過ぎたということは、むしろ喜ぶべきことですが、問題となるのが期限切れとなってしまった保存食です。
賞味期限内であれば、フードバンクに寄付するなどの方法もありますが、既に期限が来てしまったものは、自訴責任で処分しなければなりません。
賞味期限は、あくまで美味しく食べられる目安なので、直ぐに廃棄する必要はないものの、いったいどれくらい持つものなのか気になるところです。
そこで、今回は私の手元にいくつか残っている賞味期限切れの長期保存食の中から、またひとつ食べてみたいと思うので、当記事が備蓄食を見直すキッカケにでもなれば幸いです。
缶deボローニャのパン缶は賞味期限が3年≠ニやや短めなので、5年モノのパン缶に比べると入れ替えサイクルが早まりますが、以前、記事【食レポ122】にした賞味期限切れの缶deボローニャ(チョコ)は1ヵ月オーバーの商品でした。
がしかし、今回は、さらに11ヵ月経過した1年オーバーの商品となるため、前よりはリスクが高まりそうです。
というわけで、1年放置された缶deボローニャのパン缶は問題なく食べられるのか、さっそくチェックしてみましょう!
こちらが缶deボローニャ(プレーン)のパン缶となりますが、今回の目的は、あくまで賞味期限切れのパン缶は食べられるのか!?についてなので、恒例のパッケージチェックなどは軽く流していきます。
特に容器に凹みや錆、穴などの異常は見当たりませんでした(保管場所によっては、劣化が早まる恐れもあるので要注意!)。
さっそく、イージーオープン缶のフタを切り外し、缶詰から保存パンを取り出してみました。
缶詰には、パラフィン紙に包まれた保存パンと脱酸素剤の2点が入っています。
なお、私の手元にあるパン缶は旧商品なので円柱状の保存パンが1個入っていますが、2017年9月以降に販売が開始された缶deボローニャは、2個入り(マフィンタイプ)のパン缶となります(おそらく味はほぼ変わらないんじゃないかと…)。
1年オーバーのパン缶は異臭もなく、見た目に関しては特にこれといって異常は見られませんでしたが、賞味期限内のパン缶に比べるとなんとなくパラフィン紙に染み出ている油分が多くなっているような印象を受けます(気のせい?)。
特に異常が見られなかったため、1年オーバーの缶deボローニャ(プレーン)を、実際に食べてみたいと思いますが、まずはパラフィン紙を外したデニッシュパンの外見をアップしておきましょう。
さらにデニッシュパンをナイフでカット(縦・横)した断面図もご覧ください。
それでは、さっそくいただいてみましょう!
結論から言ってしまうと、何の問題もなく美味しくいただくことができました(実際に食してからも体調の変化はないか丸1日様子を見ましたが、特に異常なし!)。
ただ、さすがに賞味期限から1年も経つと、パサつき感が増したように感じられます(パラフィン紙に染み出ていた油分の量と関係があるかも…)。
せっかくなので、今回もオーブンレンジを使って、パンの表面がこんがりときつね色になるまで焼いてみましたが、こちらも特に食感や味に変わりはなく、普通においしくいただいています。
以上、賞味期限切れの缶deボローニャ(プレーン)を食べてみましたが、1年程度過ぎたくらいでは特に問題なく食べることができるようです。
ただし、あくまで私のケースでは問題なく食べることができたというだけで、保管場所(湿度や気温が高いなど)や容器の異常(穴や錆など)によっては商品の劣化が早まることは十分考えられます。
そのため、賞味期限切れの保存食を食べる際は、自己責任でお願いします。