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食レポ10|尾西の五目ごはん編

尾西の五目ごはんを食べてみよう!entrance

本日、私が試食する非常食は尾西の五目ごはんです。

尾西のご飯シリーズは、前にわかめごはん【試食レポA】を食べているので、今回で2度目ですが、この五目ごはんは、ご飯シリーズの中でもおいしい!といった感想を口にする人が多い人気メニューなのだそうです。

というわけで、その口コミ評価や感想は本当なのか・・・

また、非常食としてストックしておく価値のある食料であるかどうか、実際に食べて判断してみたいと思います。


尾西の五目ごはんとは?

いつもどおり、外装チェックから始めますが、尾西のご飯シリーズは2度目なので、この辺の説明は軽く流していきます。

まず、パッケージデザインですが、プリントされているイメージ画像が違うだけで、それ以外は、わかめごはんのものとほぼ一緒です。

賞味期限の記載場所と文字サイズが大きく目立つという点が尾西の特徴といえるでしょう。

五目ごはんのパッケージ

ちなみに、今回購入した五目ごはんのパッケージは、前に手に入れたわかめごはんのものよりも袋内の空気が抜かれているようで、より一層薄く感じられました。

パッケージ裏面を見ると、1食あたりのカロリーが記載されています。

五目ごはんのカロリーは377kcalと表示されているので、尾西のご飯シリーズでは最もカロリーの高いメニューとなります(2014年6月末現在:まあ、高いと言っても、他のメニューとほとんど変わりませんが…)。

では、外装チェックはこのくらいにして、さっそく封を切ってみましょう。

新パッケージには左右2ヵ所に切り込みが入っているので、ハサミがなくても心配いりません。

袋を開けてみると、下記画像のように、プラスチック製のスプーンが見えますが、今回はなぜか入っているはずの脱酸素剤が見当たりません。

入れ忘れたのか?と思って袋を軽く振ってると、底の方からエージレス(脱酸素剤)が這い上がってきました。

どうやら、必ずしも目に入るポジションをキープし続けているわけではないようです。

五目ごはんの中身

この脱酸素剤を取り出さずに、そのままお湯を注いでしまうウッカリさんも意外と多いようなので気を付けましょう(出し忘れて調理しても、特に問題はないようですが…)。

お湯や水を注がなくとも、この時点で五目ごはんらしい香りがほのかに漂ってきます。

また、中を覗くと、アルファ米のほかに色とりどりの乾燥具材が入っているようなので、とりあえず全種類の具材を取り出してみることにしましょう。

パッケージ裏面の原材料を確認しながら取り出した具材は、シイタケ、人参、ごぼう、コンニャク、油揚げの5品目です。

具材

五目ごはんだからといって、必ずしも5種類の具材でなければならないというわけではありませんが、尾西の五目ごはんは5種類の野菜を使った五目ごはんのようです。

ちなみに、乾燥具材はどれがどれだか判別がつかないほど細かく切り刻んであるわけではありません。

特にシイタケなどは大きなものがゴロゴロと沢山入っているように感じられました。

それでは、調理に入りましょう。

尾西のご飯シリーズは非常食目的で購入される方も多いので、水でも調理することは可能ですが、60分間も待ってはいられません。

いつかは水で調理したアルファ米を食べて、この食レポで報告したいと思っていますが、今回も15分で完成するお湯を使って調理することにします。

尾西に限らず、アルファ米の欠点は、この調理時間にあるといってよいでしょう。

パンやカップ麺などに比べると、どうしても時間が長くなのるで、非常食を備蓄する際は直ぐに食べられるような食料(パンの缶詰など)も一緒に保管しておくことをお勧めします。

調理開始

熱湯を注水線まで注ぎ、付属のスプーンでよくかき混ぜたら、チャックをして15分ほど待機…

なのですが、先にも言ったように、アルファ米は出来上がるまでの時間が長い!

そこで、試しに5分経過後のアルファ米を食べてみることにしました。

調理途中

袋を開けた時点では、アルファ米もそこそこふっくらとした感じに見え、これならイケるんじゃないか?という印象を受けましたが、いざ口に入れてみるとやはりダメです。

まだまだ芯が残っているようで、表面は柔らかいものの中心が硬く、まったく美味しくない!

ここはやはり、決められた調理時間はできるだけ守った方が良さそうです。

さて、15分経過した五目ごはんはどうなっているのかというと、下記画像をご覧ください。

調理完了

注水線まで注いだお湯は、すっかりアルファ米や乾燥具材に吸い取られてしまったようで、湯が残っている気配はありません。

一方、水分を吸収したアルファ米や具材の方はカピカピに乾燥していた面影はなく、ふっくらと柔らかく仕上がっているように見えます。

また、チャックを開くと同時に五目ごはんらしいなんともいえない和風な香りが立ち込めてきます。

袋内で再度、ごはんの粒を潰さないよう、ザックリとかき混ぜてから、お皿の方に移し替えてみました。

その画像がこちらです。

五目ごはんの全容

量的には、少し大きめのお茶碗1杯分といったところでしょうか。

ごはんと具材とのバランスがちょうどよく、見栄えのよい(若干、アルファ米がパサついているように見えましたが…もしかしたら注水量を間違えたか?)五目ごはんのように見えます。

矢印

尾西の五目ごはんを食べてみた感想

では、さっそくいただいてみましょう。

シイタケや油揚げの出汁が効いており、具材の方にしっかりと味が付いているため、結構な薄味ではありますが、味の方は決して悪くありません(味付けの濃いオカズや味噌汁などと一緒に食べてしまうと、味がないと感じてしまうかもしれませんが…)。

考えようによっては災害時は水が貴重になることもあるので、あまり濃いめの味付けよりも、むしろ、この程度のあっさりとした薄味の方が良いかもしれません。

また、シイタケやコンニャクの歯ごたえがよく、口の中で存在感があり、食感もそこそこ楽しめます。

 具材2
シイタケ 味がよく染みていて歯ごたえもある
コンニャク 歯ごたえがあり、コンニャクの食感が楽しめる
油揚げ 味が意外と染みているが、やや硬く感じられた
人参 そこそこ食感はある。味は普通…
ごぼう 柔らかく食感はない。あまりおいしいとは感じられない…

ただ一方で、アルファ米の方があまり美味しく感じられず、口に入れるとボソボソとした感じを受けたため、炊き立てごはんを再現しているとまではいえませんでした。

しかし、味や食感を総合的に評価すると、尾西の五目ごはんはおいしいと言ってよいのではないでしょうか。

少なくとも私にはそう感じられる非常食に思えました。

これなら、災害時の主食としての役目を十分果たす非常食(一袋食べれば、大人でも満腹感を得られる)になり得るので、やはり食事はご飯が一番!と考えている方には、ぜひ、一度、味見をしてもらいたいと思います。

また、この尾西の五目ごはんは味噌汁などと一緒に食べると食が進みそうなので、汁物系も併せて備蓄しておくとよさそうです。