紹介しきれていない結構な数の非常食が部屋の隅に置いていある段ボール箱の中で眠っていますが、今回は主食系ではなく、オカズ系の非常食を食べてみたいと思います。
で、選んだのがこちら!
レスキューフーズのポテトツナサラダ缶。
レスキューフーズシリーズは、過去に2度(一食ボックスのカレーライス / 単品のビーフシチュー)取り上げましたが、いずれもレトルトパウチ食品なので、缶詰タイプのものを試食するのは今回が初ということになります。
ちなみに、このポテトツナサラダは、某週刊誌が行った非常食ミシュラン(料理、栄養、防災の専門家が非常食の味を評価)という企画【2013.11.12発売】でベスト15にランクインした一品なんだそうです。
そう言われると、食べる前から期待してしまいますが、果たしてどんな味や食感がするポテサラなのか、さっそく食べてみましょう!
レスキューフーズのポテトツナサラダの価格はオープン価格ですが、単価だと250円前後で販売されているようです。
1缶あたりの内容量は105gで、エネルギーは211kcal(容器にカロリー表示はないので、ホリカフーズのHPで確認)、また、イージーオープン缶なので、缶切りなどの道具は不要、賞味期限も5年とまではいきませんが、製造日から3年6ヵ月と缶詰タイプの非常食としては、極々、一般的な食品といえるでしょう。
一方、原材料を見ると、このポテトツナサラダはメインのジャガイモや人参、マグロの水煮の他に、オニオンソテーやチキンブイヨン等を使って、味に甘みや深み、コクなどを出そうと試みているようです。
ちなみに、缶詰の側面にはマグロの使用量(7%)も記載されています。
では、さっそく開缶してみましょう。
下記にアップした画像は、開缶直後のポテトツナサラダです。
こうして見ると、ペースト状のポテサラにしか見えませんが、スプーンで掬ってみると、サイコロ状のジャガイモや人参が意外とゴロゴロ入っていることが確認できます。
缶詰からお皿の方に移し替えたポテトツナサラダの画像がこちらです。
なんとなくマヨネーズとツナの割合が多いように見え、じゃがいものホクホク感が感じられないポテサラ(マッシュポテトにも見える…)ですが、あくまでポテトツナサラダということなので、そう感じてしまっても仕方がないのかもしれません。
ちなみに、匂いに関しても、ツナマヨっぽい香りが漂ってきます。
では、さっそくいただいてみましょう!
まずは、じゃがいもから・・・
基本的にどのじゃがいもも、概ね1cm角のサイコロ状で、数もそれなりに入っています。
ひとくち食べてみると、じゃがいもの食感は確かにあるにはあるのですが、ホクホクしているという表現を使う程のホクホク感は残念ながら感じられず、どちらかというとウェット感の残るポテトです。
一方、人参の方はというと、こちらもじゃがいもと同様、サイズはほぼ1cm角、数もそこそこ入っているので量が少ないといった印象はありません。
人参本来のあのシャクシャクッとした独特の歯ごたえは半減していますが、缶詰にしては意外と食感のある方で、人参の甘みも適度に感じられます。
では、ツナマヨ(まぐろとマヨネーズ)はどうか?
ツナマヨはツナの脂っぽさがあまり気にならない、酸味の控えめな、わりとあっさりめで甘みのあるマヨネーズですが、とにかく量が多いので、このポテトツナサラダはツナマヨ感が強すぎ、メインのじゃがいもの存在感が薄れてしまっているように感じられます。
そのため、このレスキューフーズのポテサラは、ポテトツナサラダというネーミングよりも、ツナマヨの方を強調するようなツナマヨポテトと改名した方が、なんとなくしっくりくるような気がします。
とはいえ、味の方は決して不味くはなく、缶臭も特にありません。
そのため、これはこれで十分ご飯のお供になりますが、どちらかというと、ご飯よりも食パンやコッペパンに挟んで食べた方が合うのではないでしょうか。
そこで、さっそくトーストにこのポテトツナサラダを挟んでサンドイッチ風にして食べてみることにしました。
その画像がこちらです。
――――――― やはり、これはこれでウマい!
このポテサラには青物野菜が入っていないので、キュウリやレタスなどを一緒に挟むと、より彩や食感の楽しめる美味しいサンドイッチになるはずです。
非常時にサンドイッチなどを作っている余裕や気力はないと思われますが、賞味期限間近のポテトツナサラダ缶を処分しなければならなくなったときは、ぜひ、一度パンに挟んでみてはいかがでしょうか。