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食レポ47|美味しい防災食:さば味噌煮編

いつでもどこでも美味しい防災食:さば味噌煮を食べてみよう!entrance

今回、試食するのは美味しい防災食シリーズのさば味噌煮です。

魚系の保存食は、実はあまり気乗りしない(理由は後ほど…)のですが、ここはひとつ食レポ記事のためと割り切って食べてみることにしましょう!


美味しい防災食シリーズのさば味噌煮とは?

私が手に持っているこちらのレトルトパウチ食品が、美味しい防災食のさば味噌煮です。

さば味噌煮

美味しい防災食シリーズを食レポで取り上げるのは、今回で5品めなので、UAA製法の説明などは特にしませんが、パッケージ裏面に記載されている基本情報にザッと目を通すと、気になる点をひとつ発見!


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というわけで、まずは、こちらの画像をご覧ください。

ラベル情報

上がさば味噌煮、下がぜんざいの外袋なんですが、皆さんはお気づきでしょうか?(問題個所を囲ってしまっているので否が応でも気付きますね(^-^;)

過去に紹介した美味しい防災食シリーズは、すべて販売者情報(アルファフーズ株式会社)が記載されていたのに、なぜか、さば味噌煮にだけは製造者情報(幸陽食品株式会社)が記載されています。

なぜ?・・・と思い、ふと目に入った賞味期限を見比べてみると、なんとさば味噌煮の方が賞味期限が1年8ヵ月も短いことが判明。

※ 美味し防災食シリーズの賞味期限は常温で5年間

ということは、その1年8ヵ月の間に、パッケージの記載内容が変わったと考えることもできそうですが、今となっては賞味期限の短さが気になってしまい、そんなことはもうどうでもいい!

納品書

いや〜、これはやられたなと一瞬通販業者を恨みましたが、商品と一緒に梱包されていた納品書を見ると、何やら賞味期限に関する記載が!

「… さば味噌煮 (賞味期限:2017年5月まで)」

・・・・・・。

そういえば購入する際、食レポ用だからと、賞味期限が短いのを承知で購入したような…

ということは、業者にはまったく非がなかったわけです。(ごめんなさい!)

むしろ、賞味期限が短いことを告知した上で販売している良心的なショップじゃないですか。

中には告知すらせず、賞味期限がだいぶ経った商品を送りつけてくる悪徳ショップもあるようなので、賞味期限に関する情報が一切ない非常食をネット通販で購入する際は、まず賞味期限がいつ切れるのかを確認してから購入手続きに入るのも、トラブルを避けるという意味では賢い方法かもしれません。

では、賞味期限の問題も解決したところで、話を本題に戻しましょう。

美味しい防災食のさば味噌煮を開封すると、味噌ダレに浸かっている切り身が2切れほど確認できますが、これではよく分からないので、お皿の方に移し替えてみることにしました。

さば味噌煮の切り身

さば缶というと、なんとなくブツ切り(輪切り)にした切り身のイメージが強いものですが、美味しい防災食のさばは、レトルトパウチという袋の形状をうまく利用してか、半身にしたものを切り身にして使っており、定食屋さんで出てきてもおかしくなさそうな見栄えの良さがあるさば味噌煮に見えます。

さば味噌煮

また、切り身のサイズも大きく、そこそこ肉厚で、皮目とタレの照りがなんともいえず食欲をそそり、これはひょっとするとひょっとするかもしれません。

冒頭で魚系の保存食はあまり気乗りしないと言いましたが、その一番の理由は、缶詰のニオイと魚の生臭さが混ざり合った独特の臭気です。

私は人一倍嗅覚が鋭いというわけではなく、また、肉よりも魚介類の方がむしろ好きなくらいなのですが、魚介類系の缶詰は、どうもあの臭気が気になってしまい、匂いを嗅いだだけで食欲が萎えてしまうため、サンマ(あるいはイワシ)のかば焼きくらいしか、美味しいと感じた記憶がありません(あれだけは、不思議と臭気があまり気にならない…)。

さば味噌煮の切り身2

そのため、今回のさば味噌煮も、特に自分が好んで食べてみたかった非常食というわけではありませんでしたが、この美味しい防災食のさば味噌煮からは、あの独特の臭気が気になりません(缶詰ではないということも少なからず影響しているのかも…)。

もちろん、青魚の臭みがまったくないわけではありませんが、その臭気は私が生理的に受け付けない独特の臭みではないので、この切り身や味噌ダレを見る限り、やけに美味しそうに見えてしまい、食べる前よりも期待が持てそうです。

矢印

美味しい防災食さば味噌煮を食べてみた感想と評価

それでは、さっそく美味しい防災食のさば味噌煮を食べてみることにしましょう。

お皿に移し替えたことで、魚の生臭さが増すかと思いきや、そんな心配はなく、味噌ダレの風味がほんのりと漂ってきます。

この美味しい防災食シリーズは、温めずにそのまま食べてもおいしい!というのがウリのひとつなので、以前、紹介した豚汁などは、正直、常温で食べるのは厳しいという感想を持ちましたが、今回のさば味噌煮も、まずは常温のまま食べてみることにします。

箸で身をほぐすと、柔らかいとまではいきませんが、特に抵抗なくほぐれるようです。

さば味噌煮の味

味噌ダレに適度なとろみがついているので、切り身との絡みも悪くありません。

一口食べてみると、これが想像以上にウマい!

ちょうどお腹が減っていたということもあるかもしれませんが、そのことを差し引いても美味しい!

常温なので身が冷えているのは仕方ありませんが、思っていたほど身が硬くしまっておらず、食感も適度な柔らかさと歯ごたえがあります。

また、なにより生姜のほのかに効いた味噌ダレが、さばの臭みをうまく覆い隠しており、常温でも風味や味を損なわないコクのある甘辛ダレに仕上がっています。

さば味噌煮の味2

タレとしては少し濃いめに感じますが、さば味噌煮はごはんのオカズとして食べる副菜なので、ごはんとの相性を考えると、むしろこのくらいの塩辛さはあった方が良さそうです。

まさか、さば味噌煮を常温でこれほど美味しくたいだけるとは思いませんでした。

ちなみに、この手の青魚を食べる際、厄介なのが小骨ですが、もちろん、美味しい防災食のさば味噌煮にも小骨はあります。

小骨

私が食べたさばには2cm程の小骨が3本程確認できましたが、どれも歯で簡単に噛み砕けるくらい柔らかかったので、身と一緒に食べることができました。

ただ、柔らかいといっても細長く先は尖っているので、よく噛んでから飲み込むようにしましょう。

さて、このさば味噌煮ですが、常温のまま平らげてしまっても十分美味しいのですが、これは食レポ記事なので、レンジで温めたらどう変化するか、試してみました。

コチラの参考画像ではやや分かりづらいかもしれませんが、身のしまり具合や匂いに関しては常温のものと特に変わりなさそうです。

温めたさば味噌煮

ひとくち食べてみると、味噌ダレの塩辛さが常温のものよりも、若干、増したように感じられましたが、サバ味噌そのものの味が落ちるようことはありません。

食事は温かい方が絶対にいい!という方には温めて食べることをお勧めしますが、実際に食べ比べてみた私の意見を言わせてもらうならば、あえて温める必要はないように思えます。

いずれにせよ、今回のこのさば味噌煮は、私が今まで食べてきた美味しい防災食シリーズ中、一番のおススメ品となりそうです。

完食

考えようによっては、非常時にわざわざさば味噌煮を食べなくても・・・という意見も聞こえてきそうですが、その点については私も同感です。

しかし、こういう考えもできるのではないでしょうか。

つまり、避難生活が長引き、毎日、同じような食事ばかり取り続けていると、日常食べていた食事が恋しくなる・・・

美味しい防災食シリーズのメニューは、まさにそういうことを考慮した上で素朴なオカズを作り続けているので、私は備蓄する非常食にいろいろなメニューがあっていいと思います。

まして、火や水、電気の使えない状況下で、意外と美味しいさば味噌煮が食べられるというのであれば、避難生活の食事も少しは楽しめるのではないでしょうか。