非常食レポ:第48回
アルファ米パンの缶詰麺類とパスタおかず系汁物・スープおやつ・スイーツその他

レスキューフーズの鶏肉うま煮を食べてみよう!

今回は、ごはんのお供によさそうなオカズ系の非常食、レスキューフーズ(ホリカフーズ)鶏肉うま煮を食べてみたいと思います。

前回、試食した美味しい防災食のさば味噌煮【食レポ47】は、定食屋さんで出されても違和感ないくらい味と見た目のよい非常食だったので、テンションが上がりましたが、今回の鶏肉うま煮も自然と箸が進むくらい美味しい一品であることを期待したいところです。




レスキューフーズの鶏肉うま煮缶とは?

レスキューフーズの缶詰系非常食は、前にポテトツナサラダ缶【食レポ33】を紹介しているので、今回で2品目ということになりますが、鶏肉うま煮もポテトツナサラダも、同形状の缶詰容器を使っているらしく、大きさはちょうど手の平にスッポリと納まるサイズといったところでしょうか。

そのため、単品としてでなく、ごはんのオカズとして食べることを考慮しても、食べ盛りの学生や成人男性には量がちょっと少ないような気がします。

鶏肉うま煮缶ちなみに、賞味期限の方はというと、こちらもポテトツナサラダ同様、常温で3年6ヵ月となっており、イージーオープン缶なので、開缶用にわざわざ缶切りを用意する必要もありません。

また、1缶あたりのカロリーですが、レスキューフーズの非常食は容器に栄養成分表が記載されていません。

そのため、鶏肉うま煮のカロリーなどが気になる人は、製造元であるホリカフーズのHPでチェックすることになりますが、それでは面倒だという方のために、一応まとめておきましょう。
缶ラベル情報
1缶(70g)の標準成分値
それでは、さっそく開缶してみましょう!

先にもお話ししたように、鶏肉うま煮の缶詰はイージーオープン缶なので、プルトップに指を引っ掛けて持ち上げるだけなんですが、これが思いのほかしっかりした缶蓋で、中々開かない・・・
開缶
ポテトツナサラダ缶の時は、それほどでもなかった気がするのですが、この鶏肉うま煮に関しては開缶するのに一苦労しました。

で、開缶直後の画像がこちら。

ご覧になっていただければわかるように、内容物はどうやら鶏肉だけのようですね。
鶏肉うま煮
容器の原材料名欄に鶏肉以外の具材は記載されていなかったので、まあ、当然と言えば当然なんですが、インゲンや絹さやあたりの青物が添えてあると、なんとなく彩りも鮮やかな一品になりそうな気がします。

さて、鶏肉は一口大程(約2.5cm×3cm前後、厚さ1cm程)のものもあれば、煮崩れて小さくなってしまったものも混在しており、サイズに関しては大小様々です。

また、数こそそれほど多くはありませんが、画像に見られるようにプルンとした鶏皮もいくつか入っているようで、どうやら使用部位はもも肉といったところなんでしょうか。

見た目に関しては、照りがよく、味がよく染み込んでいて柔らかそうな印象を受ける美味しそうな鶏肉に見えますが・・・このレスキューフーズの鶏肉うま煮は食べる前に知っておいてほしいことがあります!

それはズバリ、ニオイです!

まず、開缶した時の缶蓋の内側から発する缶臭が結構キツイ・・・

また、缶蓋程ではないものの、鶏肉そのものから漂ってくる臭みもあり、ニオイに敏感な人は、その臭いを嗅いだだけで少し躊躇してしまうのではないかと心配してしまいます。

そのため、このレスキューフーズの鶏肉うま煮を購入する方は、少なからず缶臭や鶏肉の臭みがあるということを理解しておいた方が良さそうです。






レスキューフーズの鶏肉うま煮を食べてみた感想と評価

鶏もも肉では、さっそく食べてみましょう。

まず、鶏肉ですが、これは確かに柔らかい!

箸でつかむのも難しいほど柔らかいというわけではなく、口の中に入れると、ホロホロと崩れていくような、そんな柔らかさがあります。

ただ、鶏肉独特の弾力というか歯ごたえはあまり感じられないので、食感に関してはその点がマイナス点かもしれません。

また、先にも述べたように、口の中に入れると鶏肉の臭みが若干広がるため、私にとってはその点もマイナス点となりそうです。
鶏肉うま煮2
次に、比較的サイズの大きな鶏皮が1つ入っていたので、鶏皮だけを食べてみました。

こちらもパッと見は非常にプルルンとした照りのある美味しそうな皮に見えますが、一口食べてみると残念ながら食感の方はいまいち・・・

私が期待していたのは、鶏皮独特のあのプニプニッとした弾力なのですが、この皮にはその弾力がなく、ただただ柔らかいだけの皮で、あまり美味しくはありません。

一方、タレの方ですが、こちらは比較的、透明感のあるサラッとしたタレで、常温でも鶏の脂が白く固まって浮いているというようなこともありません。
鶏肉うま煮のタレ
一口啜ってみると、鶏肉のうまみやダシはあまり効いておらず、どちらかというと醤油と砂糖の主張が強いサッパリ系の甘辛ダレですが、やはりこのタレも味より臭みの方が気になってしまいます。

この臭いさえ気にならなければ、もう少し美味しくいただけたと思うのですが、どうすることもできません。

まあ、食べられないほどのものではありませんが、臭いに敏感な方には、私はこの鶏肉うま煮はお勧めしません。

とはいえ、なんとかこの臭みを抑える方法はないものか・・・

非常時に生姜をすりおろすなどの一手間かけることは難しくても、状況によっては温めるくらいならできるかもしれません。

そこで、とりあえず電子レンジを使って温めてみることにしました。
レンジでチン
果たして臭みの方は少しは解消されているか?

――――――――――。

うーん・・・

常温よりも温めて食べた方が食べやすいことは食べやすいのですが、臭いに関しては、あまり解消されていない気がします。

だったら、ご飯の上からぶっかけて、鶏肉うま煮丼にしてみたらどうか!
鶏肉うま煮丼
勢い余ってご飯を盛る量が少し多すぎたせいか、見た目がどことなく切ない丼になってしまいましたが、鶏肉うま煮を単品で食べるよりも食は進んだものの、臭いに関してはというと・・・やはり、うーんといった感じで言葉になりません。

おそらく缶詰の鶏肉としては、まずまずの味や食感なんでしょうが、これよりも美味しいと感じる缶詰は他にもありそう(個人的にはホテイのやきとり缶など)なので、今回試食したレスキューフーズの鶏肉うま煮は、個人的には、お世辞にもあまりお勧めしたい一品と言えるような代物ではなさそうです。

しかし、中には私と違って、魚や肉の臭みは気にならない(気にしない)!という方もいることでしょう。

そういう方で、この鶏肉のうま煮の画像を見て、一度食べてみたいと思った方は、価格も手ごろなので、一度試食してみることをお勧めします。
完食

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