アキモトのパン缶：人気定番シリーズを食べてみよう！

今回、試食する非常食は、パン・アキモトの缶入りソフトパン（パンの缶詰）です。

アキモトの缶入りソフトパンは、当食レポで最も登場回数の多いパン缶となりますが、ラインナップが豊富なため、すべての商品を紹介しきれていません。

※ 過去記事はパンの缶詰リストからどうぞ！

そこで、今回は定番人気シリーズの中から、未食の〝メイプル味〟をチョイスしてみたので、メイプル味のパン缶を備蓄食にしようかどうか迷っているという方の参考になれば幸いです。

冒頭でも触れたように、パン・アキモトさんの缶入りソフトパンは、当食レポでは最も記事数が多いパンの缶詰で、今回で9品目となりますが、10種類を超えるフレーバーのパン缶を販売しているため、いまだすべての商品を紹介しきれていません。

※補足：アキモトのパン缶は現時点（2018.11月）において、13種類（安心パンを含めると14種類）の缶入りソフトパンを販売中。

ラインナップが充実しているということは、それだけ消費者の選択肢の幅も広がるため、歓迎すべきことですが、今回は定番人気シリーズの中から〝メイプル味〟にスポットを当ててみたいと思います。

それでは、さっそく容器チェックから・・・
数年前のリニューアルにより、容器のデザインが一新され、定番商品シリーズにも「災害用伝言ダイヤル」の利用方法に関する説明が追加されましたが、それ以外は特に大きな変化は見られず、容器は缶切り要らずのイージーオープン缶、缶底には賞味期限が記載されています。

ちなみに、アキモトのパン缶はシリーズによって賞味期限が大きく異なり「37ヵ月（備蓄食シリーズ）」と「13ヵ月（定番人気シリーズ・プレミアムシリーズ）」に分かれるため、賞味期限を重視する方はくれぐれもご注意ください！
一方、容器側面のラベルには、パンの取り出し方や注意事項、商品に関する基本情報（原材料名、内容量、保存方法、栄養成分表など）が記載されています。
プルトップ式の缶ブタを取り外すと、薄紙に包まれた保存パンと酸素剤の2点が入っているので、まずは脱酸素剤を取り出し、薄紙の端を指でつまんで、ゆっくりと引き上げながら保存パンを取り出します。
容器から取り出した保存パンは、もちろんそのままでは食べることができないため、表面に貼り付いているパラフィン紙を剥がさなければなりませんが、薄紙は側面と底面に分かれているので、特に底面の剥がし忘れにご注意ください（ただし、お皿がない、手が洗えないなど、状況によっては食べながら少しずつ剥がしていくのも一法。その辺は臨機応変に対応しましょう）。

表面をすっぽり覆っていた薄紙をすべて剥がしたメイプル味の保存パンがこちらになります。
高さは約10cm、直径は約7～7.5cmほどの円柱状のパンで、画像でお伝えできない点がもどかしいところですが、メイプルシロップ独特の甘い香りが思いのほか強く、パンに鼻を近づけなくてもメイプル味のパンだということがわかる保存パンに仕上がっています（その分、保存パン独特のアルコール臭があまり気にならない）。

さらに、中身がどうなっているのか、ナイフでパンをカット（縦・横）してみました。
ご覧のようにカットしたパンの断面図を見ると、大小様々な気泡がところどころに見られ、全体的にふっくらとした印象を受けます。

また、パン生地にメイプルフラワーペーストを使用しているためか、練り込まれたペーストがマーブル状に確認できます。

では、肝心の味はどうなのか・・・
上からギュッと押しつけられたような印象を受けるてっぺん部分【上記画像：左】は、やや硬く感じたものの、それ以外の部分はわりとソフトな口当たりで食べやすく、メープル特有の甘み（結構甘い！）もしっかり感じられます。

ただ、過去に食べたことがある同シリーズのはちみつレモン味【食レポ119】やミルククリーム味【食レポ123】に比べると、心持ちふんわり感がいまひとつのように感じられた点が気になるところ。

その理由が何なのかははっきりしませんが、はちみつレモン味やミルククリーム味は温かい時期（5月・7月）に食べているため、もしかしたら気温（今は11月）などが影響しているのかもしれません（関係ない？）。

では、メイプル味の保存パンを温め直したら、味は変化するのか・・・

さっそくオーブントースターを使い、パンの表面にこんがり焼き色が付くまで温め直してみましたが、こちらは想像どおりの香ばしさとザックリとした食感のトーストに仕上がっており、これはこれで美味しい（ただ、メイプルの香りなどは逆に少し減ったかも…）！ 人それぞれ好みもあるので、一概にどちらが美味しいと断言することはできませんが、メイプル味の菓子パンを楽しみたい方は、常温のまま食べた方が良いかもしれません（あくまで個人の意見）。 以上、アキモトの缶入りソフトパンの定番人気シリーズを食べてみましたが、同シリーズのメイプル味は、思いのほかメイプルの風味が強く甘めの菓子パンに仕上がっているため、メイプル味が苦手だという方は避けた方が良さそうです（逆に好きな方は検討の価値がありそう）。

パン・アキモトパンの缶詰10缶アソート（5種各2缶）

• 約3年保存可能な備蓄食シリーズに比べると賞味期限が約1年と短い！
• メイプルの風味がしっかりと感じられ、パン自体も甘め！
• 他メーカーのパン缶に比べれば口当たりはソフトだが、同シリーズにしては食感が少し硬め（気候のせい？）