保存缶入りアンパンマンビスケットを食べてみよう!
今回、試食する非常食はそれいけ!アンパンマンに登場するキャラクターを模したビスケット入りの保存缶です。
知名度の高い人気番組(特に幼児の食いつきは絶大!)なので、アンパンマンを全く知らないという方は、おそらくいないと思われますが、この商品は言うまでもなく
子供向けの非常食となります。
そのため、今回の食レポは、アンパンマン好きな小さなお子様がいない家庭には、あまり役立ちそうにありませんが、逆に、アンパンマン好きなお子様がいる家庭であれば、子供の笑顔を引き出せるおやつとなりうるので、子供用の備蓄食を検討されている方は少し参考にしてみて下さい。
※雑学:アンパンマンの顔に入っているあんこは〝粒あん〟。また、アンパンマンの原作では、中年のおじさん(人間)が、アンパンを配っていたという、子供にとっては衝撃な設定。
ペコちゃんでお馴染みの不二家が商品化した長期保存食が『
アンパンマンどこでもビスケット』(メーカー希望小売価格:330円(税抜き))です。
ちなみに、私の手元にある保存缶は、商品リニューアル後(2013年7月~)のものなので、それ以前に購入された方の商品とは、特に次の2点において大きく異なるようです。
- パッケージ(缶詰容器)デザイン
- 賞味期限(3年→ 5年に延長!)
いずれにせよ、旧商品を保管されている方は、賞味期限が短い分、既に期限切れの恐れがあるため、この機会にぜひ確認してみてください。
それでは、容器チェックから・・・
容器はアキモト【
食レポ41】や缶deボローニャ【
食レポ27】などのパン缶と同じく、円柱状の缶詰を使用していますが、直径は一回りほど大きいものの、高さは約2/3程度とサイズはやや小振りです。
容器の側面には、アンパンマンの顔を中心に4名の主要キャラクターのイラストが描かれているシンプルなデザインですが、アンパンマンに夢中な子供なら、この缶詰を見せるだけで食いついてくるのではないでしょうか(アンパンマンには幼児期の子供を夢中にさせる、大人には分からない不思議な魔力があるので…)。
なお、内容量は60gとなっていますが、缶詰を含めた総重量は123gとなっています。
容器側面には、原材料名や保存方法、栄養成分表、アレルギー物質表示などの商品に関する基本事項、一方、缶底には賞味期限が記載されていますが、その日付を確認したところ、私が購入した日から、既に1年以上経過していることが判明しました。
同商品は、2016年5月に購入したものなので、本来であれば、2021年5月まで保管できるのが望ましいのですが、2020年2月までとなっていることから、
製造後1年3ヵ月経過した商品を送ってきたことになります。
個人的には、半年程度の経過なら許容範囲ですが、さすがに1年以上過ぎたもの(しかも、訳あり商品などの告知もなかった…)を送りつけてくるというのはいかがなものでしょう・・・
ネット通販では、こうしたトラブルというか不満点は避けられないため、心配な方は購入前に事前にショップの方に確認をすることをおススメします。
少し話が逸れてしまったので、本題に戻りましょう!
同商品には食べきれなかったビスケットを一時的に保管することのできるプラスティック製の半透明キャップが付いている点も嬉しい配慮といえるでしょう。
缶ブタは缶切り要らずのイージーオープン缶なので、いつでもどこでも開缶して食べることができますが、蓋を開けてみると、容器の割には
ビスケットの数が思いのほか少ない・・・
空間(隙間)が目立つので、ビスケット割れを防ぐ意味でも、もう少し量を増やしても良いのではないかと思ってしまうのは私だけでしょうか?
せっかくなので、容器からビスケットをすべて取り出し、キャラクターの顔をかたどったビスケットをキャラクターごとに整理して並べてみました(脱酸素剤入り)。
キャラクターは主人公のアンパンマンをはじめ、しょくぱんまん、カレーパンマン、メロンパンナちゃんの4種類。
なぜ、
バイキンマンがいないのか(容器にはイラストも描かれているのに…)個人的には非常に気になるところですが、食べ物に〝ばい菌〟というイメージがそぐわない(あるいは形(角)が複雑?)ということなのでしょうか。
ちなみに、1缶に計19枚のビスケットが入っていましたが、どうやらすべてのキャラが均等に入っているわけではないようで、枚数にはかなり偏りがあります。
・アンパンマン(8枚)・しょくぱんまん(4枚)・カレーパンマン(4枚)・メロンパンナちゃん(3枚) |
それでは、さっそくビスケットの方を食べてみることにしましょう!
基本的にどのキャラクターも、ビスケットサイズは約4cm前後(カレーパンマンの口幅は約5cm)、厚さ約6mmと小振りです。
キャラ自体がシンプルで描きやすいということもありますが、どのキャラクターもうまく特徴を掴んでおり、良く似ているため、きっと子供も喜んで食べてくれるはずです。
さて、気になる味や食感ですが、ミルクの香りや風味がしっかりとしている、ほんのりと甘いミルク味に仕上がっています。
大人には少しあっさりとし過ぎているため、もう少し甘みやコクが欲しい(バターなどを使っていたら、違っていたかもしれない…)ところですが、サクサクッとした噛みごたえと硬さもちょうど良く、市販のビスケットの味や食感と比較しても遜色ない、いい意味で普通においしいビスケットです。
せっかくなので、森永の定番ビスケット『マリー』と食べ比べてみましたが、ミルクの香りや風味、歯ごたえは、どちらかというと気持ちアンパンマンビスケットの方が強かったように思いますが、食べ比べなければ分からない程度の差で、味に関しては甲乙付けがたい美味しさです(まあ、好みはありますが…)。
ただ、アニメキャラの顔をかたどったビスケットである分、幼児にはアンパンマンビスケットの方が喜ばれるのではないでしょうか。
では最後に、今回試食した『アンパンマンどこでもビスケット』の特徴や感想についてまとめておきます。
- ビスケットの量が少ない割には価格がやや高め…
- 容器内の隙間(空間)が大きいため、割れを防ぐためには慎重に取り扱いたい…
- 長期保存用とはいえ、ビスケットの味や食感に違いは見られない!
- プラキャップ付きなので、食べきれない分は一時的に保管できるのが嬉しい!
- バイキンマンのキャラクターをかたどったビスケットが欲しいところ!
2016.9.26 掲載
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