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IZAMESHI:イザメシ・オリジナルを食べてみよう!

oden1かつて、コンビニのおでんは冬場にしか売られていませんでしたが、今では8月頃から販売を開始するのが主流のようで、業界一のセブンイレブンの話によると、意外にも9月が一番の売上を記録するとのこと。

そこで、今回はこれからの季節に恋しくなる〝おでん〟にスポットを当ててみました。

ちなみに、当食レポでは、以前、自販機で買えるアキバ名物として2000年代半ばに流行った『おでん缶【食レポ5】』なる缶詰を取りあげたことがありますが、今回、試食するのは缶入りではなく、レトルトパウチ食品となります。

長期保存のきく〝おでん〟に興味があるという方の参考になれば幸いです。




イザメシ・オリジナル:しっかりおでんとは?

杉田エースが2014年9月から販売している長期保存食「IZAMESHI(イザメシ)」を紹介するのは、ぶり大根【食レポ132】、きのこと鶏の玄米スープごはん【食レポ133】に続き3品目になりますが、冒頭でも触れたように、今回、試食するのはイザメシ・オリジナルシリーズの『しっかりおでん(税抜き:410円)』です。

それでは、まずは恒例のパッケージチェックから・・・
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容器は約16cm四方の正方形で、尾西食品などのアルファ米商品と、ほぼ同サイズの底が広がるスタンドパック式を採用しています。

既に調理済みの料理を密封しているため、ズシリとした重みを感じますが、『しっかりおでん』の総重量は373gと、IZAMESHIシリーズの中でも特に重く、携帯に不向きな保存食と言えるでしょう。
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パッケージ裏面には原材料名や内容量、栄養成分表、アレルギー物質、調理方法、賞味期限など、商品に関する基本情報が記載されています。

ちなみに、IZAMESHIはシリーズによって保存期間が3~5年(一部商品を除く)に分かれますが、『しっかりおでん』の賞味期限は製造日から3年となります。
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IZAMESHIは、アルファ米商品を除くと、基本的に調理する必要はありませんが、レンジや湯煎で温め直して食べることも可能です。

おでんのようなオカズ系のメニューは、おそらく温め直した方が美味しいとは思いますが、今回も火や電気がまったく使えないような状況下を想定して、常温のまま食べてみることにします。

というわけで、切り口に沿って開封した直後の袋の中身がこちら・・・!
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せっかくなので、パッケージにプリントされていた調理イメージを意識し、具材を同じように並べ変えてみましたが、いかがでしょう。

※ 杉田エースの長期保存食「イザメシ」は、クラブエスタのオンラインショップで販売






IZAMESHI:しっかりおでんを食べてみた感想と評価

用意した器の形が異なるため、パッケージにプリントされていた調理イメージを忠実に再現!というわけにはいきませんでしたが、具材はどれもサイズが大きく、おでんの具そのものはイメージ画像と大差ない印象を受けます。
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ちなみに、『しっかりおでん』に入っている具材は、結び昆布、こんにゃく、大根、たけのこ、ちくわ、大判揚げ、牛すじ、ゆで玉子の全8種類。

では、気になる味の方はどうなのか、さっそく食べて個々の具材の感想について簡単にまとめておきます。
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【おでん汁】量はたっぷりと多めで、うっすら琥珀色の汁は具材の味が染み出ており、ほんのりと和風ダシが感じられるすっきりとした味わいで、味そのものは悪くないが、塩気も甘さもかなり控えで、個人的にはやや物足りなさの残る薄味に感じられる。

【結び昆布】長さ約9cm(結んだ状態)ほどの結び昆布は、ツルッと柔らかく(ただ、個人的には、もう少ししっかりめの食感が好み…)汁が染みており、いい意味で普通のおでんの結び昆布。

【こんにゃく】約2cmほどの厚みがあるコンニャク(5cm×5cm×7cm)は、コンニャク特有のプリプリとした食感と食べごたえがあり、鍋で煮込んだコンニャクと何ら変わりない。
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【大根】直径5cm(厚み:2cm)ほどの輪切り大根は、箸でスッときれるほどの柔らかさで、中心部までおでん汁が染みわたっており、とてもジューシーな味わい。口の中に筋が残るようなこともなく、食べやすく、個人的には一押しの具材。

【たけのこ】長さ6cmほどの水煮タケノコは、噛み切れない筋っぽい部分もあったが、シャキシャキとしたタケノコ特有の食感が楽しめる極々普通のタケノコ。
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【ちくわ】長さ8.5cm(直径:約2cm)ほどのちくわは、ややグズグズとした弾力のない残念な食感をしており、個人的には一番口に合わなかった練りもの。

【大判揚げ】直径5~7cm(厚み:1.5cm)ほどの楕円形の大判揚げは、ちくわよりも食感が良く、市販の大判揚げを鍋で煮込んだものとそれほど大差ない。
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【牛すじ】3cm×2cm×2cmほどの牛すじは、やや締まっており、ゴムのような硬く筋っぽい部分も多いため、トロットロ系の柔らかな牛すじが好きな方にはあまりおススメできない。

【ゆで玉子】4cm×5cmほどのゆで玉子は、どちらかというと白身が硬めで、煮込み過ぎた玉子といったところか。汁自体が薄いため、おでん汁はしっかり染みているのだろうが、あまり味は感じられない。


以上、IZAMESHIの『しっかりおでん』を食べてみましたが、以前、記事にしたこてんぐの『おでん缶』に比べると、具材のサイズはどれも大きく存在感があるため、貧相な印象はまったく受けません。

そのため、家庭で作るおでんやコンビニおでんのような、しっかりとしたボリューミーな具材を楽しむことができるため、個人的にはおでん缶のおでんよりもおススメです。
まとめ

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2018.9.30 掲載twitter


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