食レポ136｜7年保存クッキー：ココナッツ味編

今回、試食する長期保存可能な備蓄食はクッキーです。

クッキー系の備蓄食は、過去にバランスパワー6YEARS【食レポ31】やカロリーメイトロングライフ【食レポ63】、尾西のライスクッキー【食レポ87】、フリーズドライビスケット【食レポ93】などを記事にしてきましたが、今回は3〜5年が主流とされる賞味期限よりも、さらに2年長い7年間の長期保存が可能なグリーンケミーの焼菓子にスポットを当ててみたいと思います。

備蓄食を小まめにチェックするのはちょっと面倒・・・一度購入した非常食はできるだけほったらかしにしておきたい！という方の参考になれば幸いです。

The Next Dekade：7年保存クッキー（ホワイトチョコ入りココナッツ味）とは？

株式会社グリーンケミーが2016年5月に製造を開始した「The Next Dekade」シリーズには、主食となるご飯やパンなどもありますが、今回はホワイトチョコ入りココナッツ味の『7年保存クッキー』をチョイスしてみました。

※補足：7年保存クッキーは全3種類（チーズ味、ホワイトチョコ入りココナッツ味、パンプキン味）。

アルミ袋はコンパクトサイズ（縦：16cm × 横：13cm）で薄く（約1.5cm）軽い（総重量：79g）ため、非常持ち出し袋などに入れておく携帯食としても利用できそうです。

また、同商品には耐温度域（-20〜80℃）情報も記載されており、多少の寒さや暑さには十分耐えられる保存食になっています。

一方、パッケージ裏面には原材料名や保存方法、栄養成分表、賞味期限など、商品に関する基本事項が記載されています（一目で確認できるようなアレルギー物質表なども表記されていると尚良かった）。

ちなみに、1袋（3本）当たりのエネルギーが335kcalとなっているので、1本当たり約111kcalとなります。

というわけで、パッケージ概要はこのくらいにして、さっそく開封してみましょう！

切り口に沿って開封した直後の袋の中身が【上記：画像下】になります。

特に一つ一つ個包装されているわけでもなければ、酸化防止用の脱酸素剤なども入っていません（もし、それで本当に7年間、味や風味がまったく変わらないのであればすばらしい！）。

せっかくなので、袋から取り出したクッキー（3本）をお皿の上に並べてみました。

バー状のクッキーは手の平サイズ（長さ：10cm × 幅：2.6cm × 厚み：1.2cm）ですが、カロリーメイトなどに比べると形状は異なり、重さも若干上回ります（約23g / 1本）。

さらにクッキーの質感をより感じとっていただけるように撮影した拡大写真が【上記：画像】です。

7年保存クッキー（ホワイトチョコ入りココナッツ味）を食べてみた感想

それではさっそく試食タイム！といきたいところですが、食べる前にクッキーを半分に割ってみました。

その断面図がこちらになります。

コンパクトな見た目によらず、思いのほかズシリと重みを感じるクッキーで、断面図を見る限り、ギュッとしまったような印象を受けます。

また、クッキーの表面はしっとりとしていますが、指のベタつきが気になるような油分は感じられず、小麦粉の香ばしさとココナッツミルクの香りがほんのりと感じられる、極々普通のクッキーといったところでしょうか。

では、肝心の味はどうなのか・・・

見た目どおり、しっとりとした噛みごたえのあるクッキーで、ココナッツミルクの風味が口の中に広がり、ホワイトチョコレートが効いているのか、味は結構甘めでしつっこさを感じます。

全体的にしっとりとしているため、粉っぽさによるパサつきはありませんが、カスが歯のすき間や凹みにくっ付きやすく、喉が渇くという意味では、乾パンなどとあまり変わらない焼菓子かもしれません。

ただ、濃厚な味わいのため、腹持ちは良さそうで、3本もあれば大人でも十分満足感は得られそうです。

以上、グリーンケミーの7年保存クッキーを実際に食べてみましたが、食感に関してはカロリーメイトに似たしっとり系のクッキーに仕上がっており、この手のこってりとした甘いクッキーが好きな方であれば、カロリーメイトロングライフよりも長期間の保存が可能なため、備蓄食として検討してみる価値はありそうです。

ちなみに、グリーンケミーの「The Next Dekade」シリーズは、さらに長期保存が可能な『10年保存クッキー』も販売しているので、興味のある方は、一度試食してみてはいかがでしょうか。

常温で7年間の長期保存が可能！ この手のクッキーにしてはボリュームがあり、腹持ちも良い！ しっとり系の食感はカロリーメイトに似ている！ こってりとした甘めのクッキーで、少ししつこさを感じる… クッキーのカスが歯のすき間や凹みにくっつきやすい… 喉が渇く…