非常食をテーマとした食レポも、気が付けば50回!
なんだかんだと言いながら、これまでいろいろと食べてきましたが、非常食になりそうな食品は、探せば探すだけゴロゴロと出てくるので、今後もネタが尽きるという心配はなさそうです。
長期保存できる非常食は、大抵価格が高く、イザ!という時や賞味期限が近づいたものから順に食べていくというのが一般的なので、滅多に口にすることがない分、購入した備蓄食の味についてはよく分からないという方もきっと多いはずです。
そんな方に代わって、これからも様々な非常食を食べていくつもりなので、この食レポが少しでもあなたのお役に立てたら幸いです。
では、さっそく本題に入ります。
前回の食レポでは、トクスイのマフィン's工房アーモンド味【食レポ49】を取り上げましたが、マフィン's工房シリーズのフレーバーは3種類しかないので、最後のチョコチップ味を食べてトクスイのパン缶をコンプリートしてしまいましょう!
こちらのパン缶がマフィン's工房のチョコチップ味です。
缶ブタの面を上にすると、ラベルの向きが逆さまになってしまうパン缶ですが、いくら気になっても私にはどうすることもできないので、ここはひとつジーパンのチャックが開いている人を見つけてしまった時のような気持ちで、見て見ぬふりをするしかありません。(まあ、おそらくはパン自体が逆さまに入っているので、保管時にパンが上を向くようにとの考えがあって、メーカーは、あえてラベルを逆さに貼り付けているのでしょうが…)
さて、このマフィン's工房のパン缶ですが、缶詰の形状やサイズ、ラベルのデザイン等、特に目を惹きつけるような点はなく、ごくごく一般的なパン缶のようです。
ちなみに、これまでのマフィン's工房シリーズを振り返ってみると、オレンジピール味はオレンジ色、アーモ ンド味は茶色と、それぞれのフレーバーを意識した色を基調としたラベルに仕上げていますが、なぜかチョコ
チップ味だけはパープルを基調とした色でまとめています。
チョコレート味なんだから、ここはやはりブラックなんじゃないの?という私のような想像力のない凡人には思いつかない色です。
パープル・・・
どことなくヤンキー君的なとっぽいオーラを醸し出しているパン缶ですが、よくよく考えてみるとラベルが真っ黒だと目立たないし、かといってダークブラウンあたりにすると、アーモンド味と紛らわしいので、チョコチップ味にパープルという色は、ある意味無難な色合いなのかもしれません。
だいぶ、話が横にそれてしまいましたが、このパン缶には、やはりカロリー表示はなさそうなので、代わりに調べておきました(440Kcal、ちなみに1缶当たりの価格は400〜500円程で販売)。
では、ラベルチェックが一通り終わったところで、さっそく開缶してパンを取り出してしまいましょう。
缶ラベルに記載されている取り出し方を参考に、上記画像のような手順で取り出します。
なお、私の保管方法が雑だったせいか、缶底にはベッタリと生地が張りついていました。(もったいない…)
こちらがマフィン's工房チョコチップ味のマフィンです(脱酸素剤などは入っていない)。
膨らみ方がやや足りないようにも見えますが、ほぼ缶ラベルにプリントされているイメージ画像どおりと見てよいのではないでしょうか。
また、よ〜く観察してみると、生地の膨らみ方が違い、左側のマフィンの方がややサイズが大きく、お得感があるように見えますが、重さは同じ(50g)だったので、取り出したおマフィンのサイズが違い、兄弟げんかになりそうなときは、重さは一緒だからと説得してあげてください。
「OPEN」と書かれた位置からミシン目に沿って薄紙を剥がすと、こんな感じになります。
マフィン's工房チョコチップ味は、他メーカーの2個入りパン缶(アキモトなどは除く)に比べると、サイズ が一回りほど小さいようにも見えますが、重さ的にはほぼ一緒(どのメーカーのパン缶も1個当たり50gとするものが多い)なので、その分、ギュッとしまっているということなのでしょう。
確かに手に持つと、ズシリとした重みを感じます。
さて、このチョコチップマフィンですが、その香りは、どちらかというと大人向けのビター感あふれるほろ苦さを身にまとっており、生地に埋まっているチョコチップも、これまたとにかく柔らかい!
指でちょんと触れるだけで、形が変わってしまうようなソフトさで、カリッとした硬めのチョコチップを想像していると完全に裏切られることになります。
では、味の方はどうかというと、やはり香りどおりのほろ苦さが口の中に広がる、ビターな甘さを感じさせる濃厚なチョコレートです。
そういえば、以前、パンですよ!チョコチップ味【食レポ23】を試食しましたが、その時も、それなりにしっとりとしたチョコチップだなと思いはしましたが、このマフィン's工房のチョコチップに比べると、食感があり、甘いチョコレートだったような気がするので、甘党なお子様には『パンですよ!』のパン缶の方が食べやすいかもしれません。
では、次に内部の方がどうなっているのか、ナイフで切り分けてみました。
その断面図がこちらです。
いくらか空洞も見えますが、私が説明するまでもなく、どうやら生地にもしっかりとチョコレートが練り込んであるマフィンだということがよくわかります。
さっそく、ひとくち食べてみると、その食感はアーモンド味よりもソフト!
また、トクスイのパン缶はとにかく甘く子供が喜びそうなスイーツというイメージがありましたが、このチョコチップ味に関しては、確かに甘いのは甘いものの、その甘さの中にもほろ苦さがあり、口の中にビター感が残るので、「甘い!」よりも「苦い!」という感想を持ってしまう小さなお子様がいてもおかしくはなさそうです(ウマいことはウマいのですが…)。
マフィン's工房のチョコチップ味はサイズが小振りで、一見、量が少ないようにも見えますが、口にしてみると、そのこってりとした濃厚なチョ コレートの甘さと生地が満腹中枢を刺激するらしく、1缶完食すれば大人でも十分満足するはずです。
また、トクスイのマフィン缶を試食する時は必ずと言っていいほど、その甘さにとにかく喉が渇くので、食べる際は、できれば飲み物を用意しておくことをお勧めします
なお、チョコ溶けが激しいので、食後に汚れを拭き取るウェットティッシュなども用意しておくと何かと良さそうです。