今回はロングライフフーズ(LLF)の長期賞味期限食品を試食します。
同シリーズはラインナップ※が充実していますが、今回は長期保存可能なレトルト食品としては珍しいウィンナーソーセージ(賞味期限6年間)をチョイスしてみました。
※補足:LLFシリーズのラインナップは16種類(2017年6月時点)
以前、ノザキのウィンナーソーセージ缶【食レポ37】を取りあげたこともあるので、味や食感に違いはあるのかについても比較してみたいと思います。
ロングライフフーズ(LLF)シリーズの長期保存食を紹介するのは初めてではないため、パッケージチェックの方はサクッといきましょう。
こちらが『ウインナーソーセージ』の商品パッケージですが、真空包装されているようで、外袋からでもソーセージの形が判別できるくらい、くっきり浮かび上がっています。
試食したことのある白粥【食レポ67】やデミソース煮込みハンバーグ【食レポ97】に比べると、袋サイズは若干大きめ(約22cm×14cm)ですが、総重量は98gと軽めです。
LLFの特徴のひとつが新含気製法≠ニ呼ばれる技術ですが、消費者がその製法の仕組みなどを理解するのは難しいので、とりあえず常温で6年間という長期保存可能な特殊技術という点を押えておけば良いのではないでしょうか。
原材料欄に鶏肉≠ニ豚肉≠フ文字が確認できることから、LLFのウィンナーソーセージは、どうやら鶏と豚の合挽き肉を使用しているようです(ちなみに、ノザキのウインナーソーセージ缶は、豚肉と牛肉の合挽き)。
パッケージを開封した直後の中身がこちらになります。
真空状態のため、ソーセージを取り出す前に袋と密着して微動だにしないソーセージを引き剥がすひと手間が欠かせませんが、ノザキのウインナーソーセージ缶に見られたようなゼラチン(煮凝り)はなく、ツルッとしたロングタイプのウィンナーソーセージが3本入っています。
そのままでも美味しく食べられるというのが、ロングライフフーズ(LLF)のウリのひとになっているので、今回も、まずは常温のまま食べてみることにします。
ロングタイプ(約15cm)のウィンナーソーセージは、照りも良く、香りも特に独特のクセや薬品臭がするといったことはないため、この点に関しては、市販のウィンナーソーセージと大きな差はみられません。
ただ、1袋当たりの単価が400円ほどすることを思うと、量が少ない(内容量90g:1本当たり30g)ような気がします。
こちらの2枚の画像(上:ナイフカット / 下:噛みちぎり)は、ソーセージの断面図(直径は約1.6mm、定番の『シャウエッセン』に比べると、一回りほど小さめ)ですが、ナイフでカットした方の断面図を見ると、切り口は滑らかで、粗挽き感はありません。
では食感や味の方はどうか?
一口食べてみると、シャウエッセンのようなパリッとした皮の食感を楽しむことはできません。
しかし、肉は思いのほか詰まっており、しっかりとしているため、食感は柔らかいものの、変なクセもなく、普通に美味しい市販の皮なしウインナーといったところでしょうか。
香辛料や塩気がもう少し効いていると味にパンチが出てきそう(少しあっさりし過ぎ)ですが、豚肉と鶏肉の合挽きという割には変なクセもないため、子供ウケも良さそうで、以前、紹介したノザキのウインナーソーセージ缶(←やや独特の食感とクセがある)よりも、食べやすそうです。
では、常温ではなく、温め直したら、より美味しくなるのか・・・
せっかくなので、電子レンジで試してみました。
結論から言ってしまうと、やはり温め直した方がウマい!
常温でも普通に美味しいと感じましたが、温め直すと、肉汁がジュワッと染み出てくるようで、肉のうまみが口の中に広がり、うまく表現できませんが、理屈抜きで素直に美味しいと感じられるソーセージに変化しています。
そのため、無事何事もなく、賞味期限を迎えた場合には、ぜひ温め直し、ホットドックにするなどアレンジして食べてみるのも相性が良さそうです。
価格に比べると量が少ない…(6年間の長期保存できる点を考慮すれば経済的?) 柔らかめの食感だが、市販の皮なしウインナーと遜色ない美味しさ(シャウエッセンのようなパリッとした食感はない) 塩気はそこそこ効いているが、スパイシーさはなく、肉の味もあっさりめ そのまま食べても普通に美味しいが、温め直した方がより美味しい! |